ゆきりぬ、“大胆なイメチェン”の裏に何があった? 「好き」を貫く大事さを語る

ゆきりぬが明かす“好き”を貫く姿勢

YouTuberとしての5年間

ーーゆきりぬさんがYouTubeを始めたのは約5年前とのことですが、そもそもなぜ発信を始めたのでしょう?

ゆきりぬ:元々、ゲーム会社でアルバイトをするほどゲームが好きだったのですが、その当時は女性でゲーム実況をしている人が少なかったんですね。その時に、HIKAKINさんのゲーム実況を見ていたら「このゲーム良いよね」みたいなコメントがあって、自分の好きなゲームを発信することによって、ゲーム好きが繋がっていくこと、そういうコミュニティができることって、すごく楽しそうと感じて、自分もやってみることにしました。

ーーそこから何度か発信コンテンツを変えてきたかと思うのですが、ゆきりぬさんご自身が1番の転換期だと感じているのはいつですか?

ゆきりぬ:YouTubeチャンネルを開設した1年後くらいに、「せっかくYouTubeに動画を上げているのだから、YouTuberっぽいことをやってみよう」といろんな企画にチャレンジした時期ですかね。メントスコーラも踊ってみたもアップしました。特に黒髪ショートで、恋ダンスをした動画はテレビでも取り上げていただいたこともあって、かなり反響が大きかったですね。

 当時は、女性のYouTuberさんといえば美容動画を上げる方が中心だったので、結構な反響があったんです。そうしていくうちに、自分の生活におけるYouTubeの占める割合が増えていって「YouTube1本で頑張ろう」と決めました。

ーーその後、学生を卒業され、トレードマークの黒髪ショートからハイトーンカラーの髪色になり、さらにイメージチェンジをしたように思えます。イメージを変えることに対しての抵抗はなかったのでしょうか?

ゆきりぬ:「変わっちゃったね」とか「いままでのゆきりぬじゃない」と言われるのは怖かったです。だから、徐々に変えていったんですよね。「髪色も青だったら許されるんじゃないかな」とか「だんだん色落ちしていったら、バレないんじゃないか」とか、いま思うと学校の校則の抜け目を見つけているみたいですけど(笑)。

 でも、結局のところ自分が納得していない姿でいても楽しいものは生まれないし、自分のやりたい方向にシフトしています。

ーー実際のファンの方からの反響が気になります。

ゆきりぬ:やっぱり黒髪ショートのイメージが強かったのか受け入れられない方も、もちろんいらっしゃいました。でも、自分自身もここ1年でイメージが変わったとは自覚していますし「そうですよね」っていう感じですね。

 一方、以前よりも女性の視聴者さんは増えたように感じていて「やりたいことを貫く姿勢がかっこいい!」と言っていただけることも増えました。

ーーなるほど。長く発信し続ける中で“ゆきりぬ”のブランディング上、大事にしていることはありますか?

ゆきりぬ:自分の好きなことと、再生数やコメントから感じる視聴者さんが求めているものの2つが混じったところを発信することです。最近だと見た目の変化や、垢抜けた方法について聞かれることが多いので、そういったコンテンツを多く出しています。

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