AI追跡WEBカメラを使ってテレビ通話をしてみると? 「OBSBOT Tiny 4K」レビュー

AIWEBカメラ「OBSBOT Tiny 4K」レビュー

 以前より外出する機会は増えたといっても、まだまだおうち時間を過ごすことになったり、仕事も在宅で行うことが多い。

 そんな中でも、筆者の生活で増えたのがテレビ通話だ。実家に帰省することも激減したので、両親や姉、祖父母にテレビ通話をして話す時間が増えた。テレビ通話なら、子供の成長も見せることができて相手も喜んでくれる。

 そんな時にWEBカメラとして使用していたのが、4K解像度でAIが被写体を自動追跡してくれる「OBSBOT Tiny」だ。

手のひらサイズの「OBSBOT Tiny」。自動追跡機能が便利

「OBSBOT Tiny」
「OBSBOT Tiny」

 中国REMO TECH社が開発した追跡型WEBカメラであるOBSBOT Tinyは、「これほど小さいのか」と驚くほどコンパクトな設計。カメラ本体はW58×H141×D58mmで、重さは台座込みで約146グラム。一般的なWEBカメラよりは大きめだが、持ち運びには不便のないサイズ感が良い。

 OBSBOT Tinyの特筆すべき点は、カメラ自体が水平・垂直方向への首振り、ズーム(拡大・縮小)まで対応し、被写体の動きを追うことができる機能だ。搭載された2軸ジンバルの動きが非常にスムーズで、手ブレの心配もない。

「OBSBOT Tiny」で撮影した様子

 実際にカメラに写してLINE電話をした時の映像がこちら。日当たりの良い場所での撮影で、テレビ通話先の姉は「画質が良いね〜!」と驚いていた。自動で露出・ホワイトバランスを調節してくれるのも、通話先の相手に見えやすいようになっているのかもしれない。

 自動追跡機能は人物顔認識アルゴリズムと専門のAIチップの融合により、高精度な追跡が可能とのことで、実際に試してみると、右へ左へ、立ち上がったり座ったりしてもスムーズにカメラが追跡してくれた。

「OBSBOT Tiny」で撮影した様子

 さらにオートフレーミング機能により、AIが常に被写体をカメラの中心にも収めてくれるので家事をしながらテレビ通話をしていても、常に画面の中心に自分を映し出してくれる。

 また、動き回る子どもも自動追跡機能のおかげで、元気な姿をおじいちゃんやおばあちゃんに見せることができる。カメラが常に自分を追跡することに、子どもたちも面白がっていた。

ジェスチャーで操作も可能。オンライン会議でも活躍

「OBSBOT Tiny」で撮影した様子

 カメラから離れていても、ジェスチャーで操作をすることもでき、顔の横で「パー」をすると追跡のスタート・ストップ、「L字」を出すとズームイン・ズームアウトができる。

 テレビ通話の場合は、「L字」の操作をすることはほぼないが、WEB会議やオンラインレッスン、プレゼンには役立ちそう。動きを見せながらの会議や商談では、リアルで会っている時のような臨場感が出て、親しみが湧きそうだ。ノイズキャンセリング機能付きマイクが内蔵されているので、カフェや屋外など、雑音が入りがちな環境でも、声をクリアに拾ってくれる。

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