ホラーでミステリアスなVTuber にじさんじ・ましろが放つ「異色の存在感」

にじさんじ・ましろが放つ「異色の存在感」

 さて、その華奢な外見や男女どちらともとれるような中性的な声色を聞いていると誤解されがちだが、ましろは男性と公言している。

 2階建ての一軒家に一人暮らしをしており、冬場になると室温が外の気温とほぼ同じになったり、壁は剥がれ落ち、屋根のパーツが足りていないなど、工事担当者などから廃墟と勘違いされかねないほどにボロボロとのこと。

 虫が室内によく発生し、ゴミを処理するのが億劫で掃除もしない、幽霊や心霊現象が頻繁に起こるなど、彼の口から語られている自宅環境がすでにホラー要素に満ちている。

 実際の自宅を確かめる手だてはないが、このような家に住みながら心霊関係の生配信をするという辺りに彼の強い精神力を感じるところ。2021年6月16日に赤羽葉子と月ノ美兎の3人で降霊術を配信した際には、彼の自宅&恐怖エピソードが語られている。

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 ホラー・オカルト要素が配信内容に色濃くあること、『遊戯王』が好きということが影響してか、「ぼくの配信は男性リスナーが圧倒的に多い」ことを自虐的に話しており、その影響もあってか雑談配信では下ネタがなぜが出てくることが多く、深夜に配信が多いことも手伝ってリスナーと盛り上がることも多々ある。

 また配信の性質上どうしてもソロでの配信が多くなってしまい、同期コラボとなるまななつ以外でも数えるほどしかコラボ配信をしておらず、にじさんじ内外で開催される大型大会にも出場することはほとんど無い。

 リスナーからは「ましろさんの人狼が見たいです。コラボは難しそうなのでリスナー対戦でもいいからやっていただけませんか?」と、少し遠回し気味に気を使われてしまうこともあるが、むしろ「群れることをしない」「安易に人とは関わらない」という振る舞いとなり、彼の孤高かつ無二なムードを引き立てている。

 そんな彼の配信スタイルでリスナーを心配させているのがなのが、その配信ペースだ。

 ゲーム配信でも3時間を超えるものはあまり多くなく、雑談配信では事前に決めておいた内容を3~40分で話し終えると、すぐに配信を切り上げてしまうことも過去にあった。

 これに関しては、長時間配信は集中が持続しないことや約束を守れない性格ということをリスナーに明かしており、自分が面白くなくなったり、モチベーションがなくなったと判断した時は配信をしないとも潔く語っているほど。

 2020年の一時期には2か月で配信時間が10時間以下、最後に配信してから1週以上に渡って配信がなく、Twitterも日頃から低頻度な更新ということもあり、彼のファンやリスナーをヤキモキさせていた。

 2021年に入ってからは配信頻度もグンと増えており、どこか気まぐれな気性が徐々におとなしくなっているのも事実だ。2022年に入ってから3週間ほど音沙汰が無くなってしまったが、2022年3月19日に復帰配信をした。

 いちど急性扁桃炎と診断されたがどうも医者を信用できなかったので、ほかの病院に診てもらったところ咳喘息と診断され、「『放置して悪化した場合は死亡する恐れがある』と言われて、本当に焦ったんだ」と語っている。

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