『彼とオオカミちゃんには騙されない』4話ーー中間告白で“オオカミちゃん”を疑われたメンバーとは?
続いてはショーンだ。ショーンは中間告白でユナ(YUNA)とユリホ(大峰ユリホ)から指名を受ける。
中間告白前には、ユナが月LINEデートでショーンを呼び出していた。そこでは初めてのバレンタインチョコを渡し、「私あんまり悩んで(迷って)ないから」「時間がないから早めに月LINEを使ってショーンだけ気になってるって伝えたかった」と頑張って照れながらも何とか伝えるユナの一生懸命さ、健気さが滲んでいた。
そして、デートの最後にユナはスマホのメモ帳にハングルを打ち込み、ショーンに翻訳機能を開かせ読み取らせる。
そこに現れた和訳は「私はもうあなたを友達だと思いません」。さらに「私はそう(友達だと)思ってないよ」となかなか目も合わせられなかったユナがしっかり目を見てきっぱり言った。シャイなユナが一歩も二歩も踏み込んでくれた姿にショーンも心動かされる部分があったのだろう。中間告白では「今、自分の中ではユナヤが一番かなって思ってる」と心を決めていた。
同じく想いを寄せていたユリホはなかなか感情が読み取りづらく、そう言えばゆうき(櫻井佑樹)も「ユリホはこれって言葉をくれないから」と不安をこぼしていたこともあり、アプローチが足りなかったという点で振り向かせることができなかったのか。ユリホについて気になったのは、ショーンからユナについての想いを伝えられた際、「あんまり今後も可能性はない?」と聞いていたこと。元々、自分でも積極的じゃないと言っていたユリホだけに、1度断られた後にもう一度アプローチをかけるという考え自体がないのかもしれないし、そこまでまだショーンのことも誰のことも好きになれていないのかもしれないが、少しオオカミちゃんの可能性も垣間見えた気もしなくはないのだ。
「今後可能性があるかどうか」は中間告白前にマイラ(新井舞良)がレオ(松本怜生)に質問していたが、あの時と今回のユリホでは全く状況が異なる。マイラの場合には、レオがゆなしか見えていないことを重々承知した上で、それでも自分から幾度となくアプローチをかける中で聞いていたからだ。
ユリホの場合には、少なくともちょっと前まではショーンは自分自身に好意があった訳でそれをユリホ自身も知っている。「今後変わる可能性があるか」など聞かずに、そこから挽回するチャンスもまだまだあり得ると思うのだが……これは可能性がなければ見切って次にいこうとするオオカミちゃん的思考だと見えてしまう。反対にユリホがオオカミちゃんでないならば、ユナとショーンとの関係性に立ち入るためにここからもっとアプローチを頑張ってもいいところだが、どこか既に諦めモードな雰囲気も感じられた。
今シーズン、今のところオオカミちゃんではなさそうなのはユナくらいしかわからない。次週はいよいよ脱落編。全くオオカミちゃん予想が立たない中、視聴者は誰に目星をつけているのか気になるところだ。
【場面写真】『彼とオオカミちゃんには騙されない』4話(全16枚)