想いを伝えたくなる恋愛番組の告白シーン 高校生や“芸能人夫婦”など様々なシチュエーションから紹介

想いを伝えたくなる恋愛番組の告白シーン

 バレンタイン=女性から男性へ想いを伝えるイベントというイメージは年々薄れ、昨今は、友だちや家族に渡す、はたまた男性から女性へ渡すなど性別や関係性に囚われない「大切な人へ感謝の想いを伝える」行事となった。しかし元を辿れば「告白する理由」をくれる貴重な機会だったことは間違いない。

 好きな相手に想いを伝えることは決して簡単なことではなく、少しでもいいから後押しが欲しいところ。恋愛番組やドラマの「誰か」の告白を観て、自分だって、と思うこともそうなのかもしれない。

 “運命の恋と青春の修学旅行”をテーマに、現役高校生たちの恋愛模様を追う『今日、好きになりました。』(以下、『今日好き』)では、最終回に好きな人へ想いを伝える「運命の告白」が行われるが、回を重ねるごとに様々な告白の形が誕生し、これまで「フライング告白」や、「リベンジ告白」などドラマティックな告白シーンが誕生してきた。直近だと、前シーズン『花梨編』でのあさと(小野朝郷)の告白が印象に残っている。

 気になる男子を1名しか誘えない最後のアピールタイム。あさとが想いを寄せるもえ(佐藤萌)は、れん(岡田蓮)を指名した……にも関わらず、「ルール違反だって分かってるんだけど、もえちゃんに伝えたいことがあって」と花束をプレゼント。MCの井上裕介(NON STYLE)も、「なんや、この演出!」と絶賛していた。

 最終告白でも、「いつも明るく話してくれるところとか、笑顔が可愛いところとか、全部大好きになりました」とまっすぐに想いを伝えたあさと。結局、もえの気持ちがれんに残っていたため、カップル不成立となってしまったが、彼の真摯な気持ちは確実に伝わったはずだ。

私たち結婚しました 2
私たち結婚しました 2

 直近で話題になった恋愛番組では、『私たち結婚しました 2』(以下、『わた婚』)の告白シーンも印象的だった。同番組は、「もしも、あの芸能人が結婚したら?」をテーマにした結婚モキュメンタリー。そのため、『今日好き』のようにリアルな気持ちが込められた告白ではない。

 ただ、同番組内で“夫婦”となった浅香航大&トリンドル玲奈は、「東京に帰るまでに、大阪弁で愛を告白しあってください」などのラブミッションを通じて心の距離を縮めていった。「私さ、航大のことめっちゃ好きやねんけど、航大は私のことどれくらい好き?(トリンドル)」「めっちゃ愛してる(浅香)」と照れながら伝え合うシーンには、観ているこちらまでほっこりさせられた。

私たち結婚しました 2

 はじめは、仮の“夫婦”だった2人だが、最終話では本心で綴った手紙を読む場面も。「僕にないものを持つあなたは、僕の憧れのような存在であり、尊敬もしています」と想いを伝えた“夫”の浅香。自分にないものを認めて、相手を尊敬している気持ちを綴る。そのまっすぐさに心を打たれたトリンドルは、「(手紙を)見たら、元気出そう」と涙を流していた。相手への愛を、しっかりと言葉にすることの大切さを感じたシーンだった。

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