きまぐれクック、1億2000万円の新スタジオに“秘密の地下室”が 包丁一本で切り拓いた理想の実現

 魚介類を捌く動画が人気のYouTubeチャンネル「きまぐれクック」を運営するかねこが、先日1億2000万円をかけて建設したキッチンスタジオに秘密の地下室があることを告白した。

 スズキやシマアジ、アンコウから、タツノオトシゴ、ウツボ、サメまで、様々な魚介類を捌いて調理する動画が人気の「きまぐれクック」。その運営者・かねこは1月9日に公開した動画で、YouTube活動開始当初から5年間、撮影場所として使用していた亡くなった祖母の家を離れることを報告した。新たな拠点として用意したのは、1年半ほど前からおよそ1億2000万円の費用をかけて建設を進めていたという豪華キッチンスタジオ。同日に公開された“ルームツアー動画”では、車2台がゆとりをもって駐車できるガレージに、隠し扉の中に展開された落ち着きのある和室スペース、業務用の魚焼き機・製氷機などを設置した土間作業スペース、バーベキューをすることを想定したウッドデッキ付きの庭などが紹介された。

 肝心の撮影を行うキッチンは、料理番組の撮影に使えそうなほど広々として見栄えのする贅沢な仕様。優れているのは、見た目だけではない。流し台にはタワーマンションの台所によく設置されている生ごみ粉砕機「ディスポーザー」が搭載されているなど、機能性も抜群。このためにわざわざ専用の浄化槽まで取り付けたというから、魚捌き系YouTuberのトップに君臨するかねこの強いこだわりを感じさせる。

【地下室】まだ、このスタジオ。秘密があります。

 このように至れり尽くせりの新スタジオだが、もう一つ、かねこの理想を具現化した一室を備えていることが、1月14日公開の動画で明らかになった。かねこは「この家の秘密、実はもう1個だけあります。地下室があります。僕、夢だったんですよ、地下室を作るっていうのが」と切り出し、その夢の空間へと案内した。キッチンの壁に内蔵された隠し扉を開けると、らせん階段が出現。階段を降りるとそこには、床が人工芝で壁が一面空色、うんてい、上り棒、ハンモックなどの遊具が設置された地下室が広がっていた。

 かねこによると、この地下室は「虫のいない公園」をイメージしたとのこと。こうした空間にした理由は「撮影以外でも使えるようなスペースにしたかった」と言い、「ここで子どもたちと女性陣が遊んでいる間に、上で男性陣がお酒を飲んだりしてもいいですしね」と、仲間内で集まれる憩いの場にするという構想を説明した。また、「前のスタジオだとコラボ相手の人に来ていただくのも気が引けちゃったんですよね。ゴキブリでるし、床抜けそうだし、セキュリティ甘いし」としたうえで、「このスタジオだったら胸張ってコラボ相手の方に来ていただけますね」とも語っていた。

 そして「いまYouTubeをやってる方とか、いまからYouTubeを始めようかなと思っている方に夢を与えたかった」とスタジオ及び地下室の意義を説いたかねこ。彼が今後、包丁一本で建てたこの夢のスタジオを拠点にどんな活動を展開し、どんな次なる夢をかなえていくのか。引き続き注目したい。

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