魚捌き系YouTuberきまぐれクック、店で出会った“最悪の海鮮丼”に憤慨 自ら調理して模範を示す

 魚捌き系YouTubeチャンネル「きまぐれクック」を運営するYouTuber・かねこが、先日食べた「最悪な海鮮丼」について語った。

 きまぐれクック・かねこは、魚捌き系YouTuberの先駆的存在。専門家さながらの魚に対する豊富な知識と、スズキやアジから、タツノオトシゴ、果てはサメまで自由自在に捌ける料理人顔負けの確かな調理スキル、軽妙なトークを武器に人気を獲得し、現在チャンネル登録者数は426万人(4月29日現在)に達する。

 普段は温厚で誰かを非難するような真似をしないかねこだが、このほど4月26日に公開された動画では、「愚痴の動画になります」とアナウンスした。というのも先日、自身の結婚記念日を迎えたかねこは、妻と2人で海沿いの観光地へ出かけたとのこと。そこで昼食時に、外にいけすがある大きめの海鮮屋を見かけたため、入店することにした。

【愚痴】お店で最悪な海鮮丼が出てきたので、家帰って自分で作ってみたら余裕でお店超えました

 「外食時にはお寿司、海鮮丼、刺身定食しか食べない」というかねこが注文したのは、1980円の「いちおし豪華海鮮丼」なるメニュー。メニュー表の写真に、かねこ好みの海鮮丼の写真が載っていたことが決め手となったのが、実際に出てきたのは、期待外れなシロモノだった。

 スマホカメラで撮影した問題のどんぶりの画像を動画に表示させたうえで、かねこは「マジかよと思って。出てきた時びっくりしちゃった」と嘆いた。

 かねこは「これが1980円って結構ヤバくて。何がヤバいか1個ずつ説明していくと…」と言い、問題のどんぶりのネタを一つひとつ解説していった。たとえば、マグロについては「冷凍のキハダマグロを1日、2日しっかり処理しないとこういう色になる。海鮮丼はマグロが命なのに、この(身の)小ささでこのクオリティはかなり残念」と述べ、サーモンを「冷凍のチリ産のトラウトサーモン」と看破したうえで、「ある程度美味しいけど、この値段の海鮮丼にこのペラペラ2切れはない」とダメ出しした。

 中でも「一番の問題」として挙げたのが、棘のある殻まで一緒に盛り付けられたウニだった。かねこは「こんな(殻の)小さなウニから一片がこんなに大きなウニは出てきません。殻は生ウニの殻で、上に乗っているのは冷凍のミョウバンを使った安いウニ」と断言し、「さも『剥きました』みたいな感じで、冷凍を載せているがマジで許せない」と憤った。さらに、「ウニのとげとげを白米の上に載せるのは、如何なものか」と疑問を投げかけた。

 こうした海鮮丼への文句だけ切り取れば本人が言ったように単なる愚痴動画なのだが、ここで終わらないのが当代随一の魚系YouTuberのすごさ。さんざん苦言を呈した後に、「なので、今日は自分で作ろうかなということで食材を買ってきました」として、合計3万円分の豪華な食材を台所に並べ、最悪な海鮮丼への当てつけに、最高の海鮮丼を作って見せた。

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