きまぐれクック、秘蔵の遊戯王カードに1000万円の値が付く サブチャンネルで見せる『遊戯王』愛のアツさ
魚捌き動画が人気のYouTubeチャンネル「きまぐれクック」を運営するYouTuber・かねこが、趣味である「遊戯王」カードの買取査定に訪れる動画を公開した。
スズキにアジから、免許が必要なフグ、変わり種のタツノオトシゴ、さらには巨大なサメまで様々な魚介類を捌くかねこが、魚と同じくらい熱中している興味関心事が遊戯王カードだ。その愛好家ぶりは、彼のサブチャンネル「きまぐれクックのサボり場」で度々披露されている。
11月22日投稿の動画には「1000万円かけて作った」という遊戯王部屋を公開した。パスワードを入力しないと開かない部屋に設置されていたのは、湿気によるカードの変形を防ぐ堅牢な防湿庫。その中には、相場価格数万円~数十万円の未開封の絶版ボックスがずらりと並べられており、改めてそのマニアぶりを改めて見せつけた。
絶版ボックスが高額な理由は、市場に出回っている量が少ないからに他ならない。もっと言えば、未開封だからこそ価値があるのだが、かねこは、これらレアアイテムをショーケースの中に飾っておくだけで終わらせない。コレクション用を別でキープしつつ、1個数十万円する20年ほど前に発売されたボックスをまるで年代物のワインの栓を抜くかのように注意深く開封し、中から出てくる懐かしのカードとの対面を楽しむのだ。その模様は頻繁に「きまぐれクックのサボり場」で公開されている。
12月10日公開の最新の遊戯王関連動画では、トレーディングカードの真贋・評価鑑定サービスの最大手PSAに鑑定を依頼した結果、特に評価の高かったコレクションを携えて、懇意にしているカードゲームショップにやってきた。かねこが査定を依頼したカードは5枚。その中でとりわけ高値が付いたのが、PSAで最高評価の「10」と鑑定されたシークレットレアの「ブラックマジシャンガール」通称「シクガール」で、なんと「1000万円前後」とされた。この結果にかねこは「1000いっちゃいました!?やっぱ!高級外車が買えますね!」と声を弾ませ、「プレミアカードっていうのは絵画と一緒なんですよ」と遊戯王・愛を語った。
魚捌き動画を入り口としてかねこのファンになったユーザーからすれば“本編”と全く毛色の異なるこれらの遊戯王動画だが、コメント欄を見る限り「遊戯王はあまりわからないけど、とにかくすごいのがわかる!」「かねこが好きなもんの話してるのみるの好き。」「カード全然分からないけど、かねこさんやお店の方のリアクションが面白い」など概ね好評のようだ。
このように、魚であれ遊戯王であれ、好きなことを全力で楽しむ姿が見ている人の共感を呼ぶのであり、そういった興味関心事への熱量こそが人気YouTuberにとって必要な素養の一つと言えるのではないだろうか。