フィッシャーズ・シルク、平成フラミンゴが個人チャンネル開設 高まる「個チャン」需要
水溜りボンド・カンタが「個人チャンネル」需要を分析
同じく、昨年5月に個人チャンネルを開設した、水溜りボンドのカンタ。相方であるトミーは2020年8月には『とみビデオ』を、昨年1月には愛犬ぽてとのペットチャンネルも開設しており、それを経ての開設となった。
今月8日に投稿された、カンタによる『カンタの大冒険【人間】』内で、個人チャンネルについての考えを述べている。その中に、昨今高まる“個チャン”需要のヒントが隠されていると感じたので紹介したい。
まずカンタは、最近のYouTubeの流れとして視聴者にとって「企画よりも、“その人らしさ”が重要になってきている」と言う。水溜りボンドのチャンネルと“個チャン”の差別化については「メインチャンネルでは出ていなかった部分や違う部分を見てもらう」ことに重きを置いているそうだ。二人でやって楽しいこと、あるいは沢山の試聴者に向けたことはメインチャンネルで、数字を気にせずに個人としてやりたいことをやれる場所として、明確に“個チャン”は存在するようだ。
ということで、“個チャン”はグループの〇〇ではなく、自分のパーソナルな部分をアピールできる貴重な場所なのだ。それによって、さらに視聴者からYouTuberへの親近感や思い入れは強くなるのではないだろうか。
また、個チャンの登録者は一般的に、グループのメインチャンネルから流入することががほとんどだと思うが、個チャンで好きになり、グループもチェックするという、その逆もまた狙っているとも言えるようだ。
人気YouTuberグループ・東海オンエアや北の打ち師達をはじめ、グループのサブチャンネルとはまた違う位置付けで存在するそれぞれの個人チャンネル。その需要は、YouTuberのパーソナルな部分を尊重する流れと共に、ますます需要が高まっていくことだろう。