「ジャにのちゃんねる」の快進撃は止まらない 開設から300万人達成までの9ヶ月を振り返る
嵐・二宮和也が、KAT-TUN・中丸雄一、Sexy Zone・菊池風磨、Hey! Say! JUMP・山田涼介とともに開設したYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」が、1月4日の生配信でチャンネル登録者数300万人を達成した。2021年4月にチャンネルを開設してからわずか9か月というスピード感のある達成は、まさに快挙と言えるだろう。これを機に、彗星のごとくYouTube界に現れた「ジャにのちゃんねる」の、2021年の快進撃を振り返ってみたい。
嵐の二宮和也が発起人となり、告知もなく突如始まった「ジャにのちゃんねる」。まずは二宮がジャニーズの仲間の中から、チャンネルに出演するメンバーをオファーするドッキリ企画からチャンネルの歴史がスタートした。
二宮が最初に選んだメンバーは、もともと二宮と仲が良いKAT-TUNの中丸雄一。以前からYouTubeに興味があった中丸は驚きと喜びを見せた。続いて、ジャニーズの後輩でありメンバー唯一の“陽キャ”担当としてSexy Zoneの菊池風磨、“キラキラアイドル”担当としてHey! Say! JUMP・山田涼介が選ばれた。オファーされたメンバーは全員、寝耳に水といった様子で戸惑いながらも半ば強引に(?)チャンネルがスタートした。
意外性のある4人のメンバーが集まったチャンネルは注目を集め、チャンネル開始から瞬く間に登録者数200万人を突破した。その際、すかさず動画で感謝の気持ちを伝えるとともに、トップアイドルながら素直に喜ぶ4人の姿は印象的だった。また、動画の撮影は自分たちでIphoneを手持ちしながら行い、企画は主に二宮、動画の編集は中丸が担当するという大手事務所とは思えない“ハンドメイド感”あふれる動画も、彼らがYouTubeでバズりを見せた大きな理由のひとつだろう。
そこからは「ドッキリ」や「質問コーナー」、「バレたら即帰宅」などYouTubeでの人気企画を踏襲しながらも、ジャニーズならではのアレンジを加えた斬新な動画を次々と配信し、ジャニーズ、YouTubeファンの双方を楽しませてくれた。
YouTubeが最も盛り上がる夏休み期間には、計10本のキャンプ動画シリーズをコンスタントに更新。そこで注目を集めたのが“メンバーの仲の深まり”だ。特に中丸は、菊池、山田とほとんど面識がない状態からチャンネルをスタートさせた。だが、動画が進むにつれて菊池も山田も安心して中丸をいじったり、甘えたりする姿が見られる。メンバー同士の仲の深まりが実感できるこちらのシリーズ動画は、視聴者がそれぞれお気に入りのシーンを言い合うなどして盛り上がりを見せていた。
また、「ジャにのちゃんねる」はデビュー前のジャニーズJr.グループとのコラボ動画も数々投稿している。コラボ動画では、普段のメンバーとは違った、後輩の前で見せる表情や、彼らの“アイドル”という仕事に対する姿勢が垣間見えるのが興味深い。動画の概要欄には、二宮からの「本当に頑張っている我々の、後輩なのでグループ名だけでも覚えて帰って下さい」という一言も添えられてあり、ジャニーズを引っ張る姿勢と後輩への愛を感じられる。
そして2021年の年の瀬には、“冬休みスペシャル”として毎日配信を実施した。その勢いに乗り、一気にチャンネル登録者数300万人へと到達。その動画は急上昇1位を獲得するなど、多くの人の関心を集めた。
これまでも、YouTube視聴者、そしてジャニーズファンを楽しませようと奮闘する姿や、トップアイドルながら身近に感じられる動画で、人々の心を掴んできた「ジャにのちゃんねる」。メンバーがひとつの目標として掲げていた300万人という数字を達成したことで、今後はどのような展開を見せてくれるのだろう。2022年も、彼らの快進撃は止まらないだろう。