美川憲一がカジサックとコラボ 和田アキ子、吉幾三、SNSの波に乗る大御所歌手たち

 演歌歌手・美川憲一による『美川憲一のおだまりチャンネル』が、ついにカジサックとコラボし、急上昇入りを果たした。ランクインしたのは、今月13日付けの動画で、カジサックファミリーと対決する企画動画だ。お酢も含めた酸っぱい食べ物を、ルーレットで指名された側がどんどん食していくという内容となっている。

【コラボ】カジサックファミリーと美川ランキングに挑戦!

 美川は、カジサックのトレードマーク“赤ジャージ”に対抗し、“美川サック”として青ジャージで登場。長年芸能界に君臨し、数々のバラエティ出演をこなしてきた美川はさすが、カジサックからの切り返しやリアクションも抜群に上手く、YouTube上でも一切見劣りしなかった。チャレンジ精神やサービス精神も強く、ルーレットで当たらなくても自ら食しに行くという、YouTuberに必要な体当たりさも持ち合わせていた。

 大きなリアクションを見せる美川とカジサックに、子どもたちが「全然酸っぱくないよ!」という素の反応を見せる場面もあり、地上波とはまた違った面白さも見られた。

 美川は今年6月にYouTubeチャンネルを開設。過去には、YouTuberの登竜門である“激辛ペヤング”や、自身の代表曲「サソリ座の女」にちなんで、サソリを躊躇なく食すなどにも挑戦している。そのほか、Tik Tokへの参戦や、人気ゲーム「Dead by Dayligh」を公式配信者とプレイするなど、様々な企画にもチャレンジ。カジサックから「やらされてますよね?なんでOK出すんですか!?」と聞かれた際には、「やっちゃうタイプなのよ!」と好奇心によって挑戦していることを明言するほどだった。登録者は現在4万人弱。投稿本数もまだ増やして行く段階ではあるが、企画のバリエーションは多く、ウィットに富んでいると言えるだろう。

和田アキ子や吉幾三ら、大御所歌手の大躍進

 長い芸能生活やキャリアを持ちながらも、柔軟にSNSに対応しているのは、美川だけではない。

 芸能生活50年以上である歌手の和田アキ子は、自身の楽曲「YONA YONA DANCE」が、TikTokやYouTubeを中心に現在大流行している。もともとは、和田のマネージャーが本人に内緒でTikTokアカウントを開設。番組出演前に舞台袖で気合いを入れる和田の様子などを、あくまでも本人に内緒で投稿するという企画であった。そこから一転、9月にリリースされた和田の楽曲、人気バンド・フレデリックがプロデュースした「YONA YONA DANCE」がTikTokなどSNSを中心に大ヒット。AdoのMVなどで知らせる有名絵師・ヤスタツのイラストを起用し、和田のキャリア初となる全編アニメーションでMVを制作したことなども功を奏し、YouTubeでは1200万再生、TikTokでは4億再生を突破した。

 多くの人々がキャッチーなこの楽曲を使い、“踊ってみた”やファンアートなど多種多様な発信を行うという化学反応が起きたのだ。またその貢献度合いから、「TikTok流行語大賞2021」の特別賞を受賞。YouTubeでも、その年活躍したYouTuberやYouTube上のコンテンツが一堂に会する「YouTube Fanfest JAPAN 2021」に今月11日フレデリックと出演し、ステージ上で生歌を披露している。

 また、今年4月に話題となった、演歌歌手・吉幾三とサバイバルホラーゲーム『バイオハザード・ヴィレッジ』のコラボも記憶に新しい。吉の代表曲である「俺ら東京さ行ぐだ」の曲に載せ、ゲームの世界観を歌う替え歌「俺らこんな村いやだLv.100」が公式イメージソングとして起用された。発表されたMVでは、おなじみのハチマキに法被姿で歌う吉が、最後には自身もゾンビになってしまうという衝撃のオチも話題となった。

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