ヒカル、168万円のミニクーパーを10円で販売 お金を使った先に人々が笑顔になる“Win-Win”なアイデア力
“金持ちYouTuber”のヒカルが、通常168万円で販売されているミニクーパーの価格表示を10円に貼り替えるという、ある種の実験企画を敢行し話題を呼んでいる。
12月17日に投稿された「168万円のミニクーパーを10円に貼り替えて売ったら誰か買うのか?」と題した動画で、ヒカルは大阪にあるMACという自動車販売会社を訪れた。そして企画の趣旨について「もし仮にミニクーパーに10円の値札がついていたら誰が買うのか、これをガチ検証したいと思います。そして誰もが欲しいであろう168万円の車を僕が買って、本当に欲しい人がいたらその人に10円で売りたいと思います」と説明した。
“ガチ検証”といってもチャンネル登録者数460万人(※12月19日現在)を抱えるヒカルが販売所に立っていては、YouTubeの撮影をしていると思われてしまうだろう。そこで、ヒカルはトヨタ・アルファードに身を隠しながら検証することとなった。
序盤こそ10円で販売されているミニクーパーに興味を示す人が現れ、早速ヒカルチームが騒つく場面があったが、その後は静かな時間が続いてしまう。ヒカルは夜に東京で仕事があったため、ロケ時間も限られている。そんな中、状況を一変させる2人の女性が販売所に訪れた。
すると1人の女性から「欲しい」との声が。その意思を受けヒカルが女性の方へと向かい「おめでとうございます。あの168万円の車、僕からプレゼントします」と告げると、購入した女性は「嘘やろ!?」と目を丸くした。
女性はこの現実が信じられない様子で何度も「嘘やろ…?」と連呼していた。しかしヒカルはガチで10円を受け取り、「おめでとうございます」と祝った。どうやらこの女性、現在はかなり使い古された車に乗っているようで、買い替えも検討していたとのこと。つまり、正真正銘のラッキーガールとなったのだ。
過去にも小児がんの子どもたちにお菓子の家をプレゼント&1000万円寄付したり、赤い羽根共同募金に2172万円を寄付したりなど、社会貢献活動を行っているヒカル。今回は社会貢献活動とはまた違う切り口ではあるが、お金を使うことで人々を笑顔にしたいという狙いは共通しているのではないだろうか。
実際、コメント欄には「ヒカルくんも本当に欲しい人に渡ってめっちゃ喜んでたし結果Win-Winな企画でしたね」といった声が届いていたが、まさにそんな感じだろう。ヒカルがこのような企画を打ち出したことで、偶然車に巡り合えた人はハッピーになり、ヒカルもその様子にうれしそうな表情を浮かべていた。視聴者も巻き込んでの笑顔の連鎖が生まれたわけだ。
そして、168万円の車を買い取り、10円で販売するという羽振りの良さは健在だ。今後のヒカルの動画にもファンは注目していよう。