ペルーで800年以上前のミイラを発見 縄で縛られ、手で顔を覆う

 国立サンマルコス大学の考古学者チームが、ペルーのカハマルキリャで、縄で縛られた状態のミイラを発掘した。

 縄で縛られ、手で顔を覆った状態で発見されたミイラは、800年から1200年前のものと推測されている。研究チームは、ミイラが25歳から30歳の男性で、ローカルのコミュニティにとって重要な人物であったと考えている。発掘に参加した考古学者Van Dalen Luna氏は「商業プラザであった土地で、このような特徴があるミイラが見つかったということは、地位の高い人に違いない」と語っている。ミイラの横には陶器、石のツール、さらには野菜の痕跡などが見つかったようだ。

 また、こちらのミイラが発見された墓の外には、海の軟体動物と思われるものが何体か埋葬されていた。最も近い海岸からは25kmほど離れているため、研究者たちは亡くなった者の墓にお供え物をしていたと考えている。Van Dalen Luna氏は「埋葬されてからも、ここには頻繁に人が訪れていた。何年経っても子孫がここを訪れ、食べ物などのお供え物をしていた」と説明。研究チームは今後、放射性炭素年代測定法でさらなる解明を試みるとのことだ。

(画像=Universidad Nacional Mayor de San MarcosのFacebook)

(Source)
https://www.facebook.com/1551UNMSM/posts/6411001668971030
https://edition.cnn.com/2021/11/28/americas/peru-mummy-discovery-archeology-funeral-scn-scli-intl/index.html
https://designtaxi.com/news/416851/Scientists-Unearth-At-Least-800-Year-Old-Cowering-Mummy-In-Peruvian-Cave/
https://nerdist.com/article/cowering-mummy-discovery-peru/

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