SF映画のような近未来感のある防弾ヘルメットを、実弾で耐久テスト

 実弾を取り扱う海外のYouTubeチャンネル「Edwin Sarkissian」で、1つ興味深い動画がある。それは「The Future of Armored Helmets tested by DEVTAC」という動画だ。公開日は2021年3月23日で、再生回数は約826万回にものぼる。

The Future of Armored Helmets tested by DEVTAC

 動画で使用するのは、DEVTAC社の防弾ヘルメット。防弾ヘルメットといえば無機質なデザインで、前面には防弾ガラスのフェイスシールドがついているのが一般的だが、DEVTAC社の防弾ヘルメットは、SF映画を彷彿とさせるクールなデザインで、なんだか男心をくすぐられる。しかし驚くのは、その見た目だけではなく機能性にある。

 暗視用のライトがついているので、夜の戦闘に役立ちそうだ。いかにも中は蒸れそうなデザインだが、ヘルメットの上部と側面のスイッチで空気を循環できるようになっており、通気性もよい。さらには赤いレーザーポインターもついているため、銃の照準も合わせられるだうろ。

 この動画では、防弾ヘルメットの耐久性をテストするために、実際に銃を撃ち込んでみる。防弾ヘルメットの耐久性は「レベルIII-A」で、.44マグナムにも耐えると言われている規格だ。

 まず使用する銃はショットガンで、散弾はバードショット。クレー射撃や鳥撃ちで使用される散弾だ。10メートル程度離れた場所から撃ち込むと、ヘルメットの側面に命中。

 しかし散弾の威力が低いこともあってか、ヘルメット表面が傷ついたのみで、中まで貫通しなかった。ヘルメットの中に人間の頭の模型を挟みこんでいるが、傷は付いていない。少々の威力では、中まで貫通することはなさそうだ。

 次に、.50AE弾のデザートイーグルも使用する。今度は5メートルほどの至近距離で、ヘルメットの正面に銃弾を撃ち込む。すると、ヘルメットは勢いよく吹っ飛んでしまった。

 しかしなんと、.50AE弾はヘルメットを貫通していない。ヘルメットの内側の防弾素材が、弾丸を止めている。ただしエネルギーが消えたわけではないので、中にいる人間はただでは済まないだろう。実際に着弾した衝撃で、ヘルメットに挟みこんでいた頭の模型の、鼻の部分が取れていた。

 30発装填のグロック17でも試してみる。今度は、頭の模型ではなく、スイカをヘルメットに挟みこむ。先ほどと同じく5メートル程度の至近距離から、ヘルメットに銃弾を撃ち込む。

 銃を連射すると、ヘルメットは壊れてしまい、中のスイカまで着弾してしまった。弾かれた銃弾はあるものの、中のスイカはぐちゃぐちゃになっている。

 結果、この防弾ヘルメットを装着していても、頭部を撃たれれば無事では済まないだろう。一方で、動画内では銃弾を弾いているケースもあった。少しでも生存率を上げるには、この防弾ヘルメットを装着するのが賢明な判断なのだろうか。

■この記事で紹介した動画
「The Future of Armored Helmets tested by DEVTAC」
https://www.youtube.com/watch?v=mklIVAFcMPI



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