木製の「BMW 328 オマージュ」を、父が息子のためにDIY

 洗練された技術に思わず感嘆する、海外のYouTube動画がある。ND – Woodworking Artの「Wood Carving – BMW 328 Hommage – ND Woodworking Art」という動画だ。BMW328 オマージュを木で彫って作り上げる、という内容。2021年4月3日公開で、再生回数はなんと約2,974万回にものぼる。

Wood Carving – BMW 328 Hommage – ND Woodworking Art

 場所はベトナム。動画の冒頭、父親と息子の、2人のシーンから始まる。2人でスマホの動画を見ており、画面にはBMWの328オマージュが映っている。子どものためにお父さんが木でBMW328オマージュを作ってみせる、というのが動画の趣旨だ。

 BMW328は、1936年に発表されたピュアスポーツカー。最高傑作として名を輝かせた名車であり、2011年に誕生75周年を記念し蘇ったのが、この「BMW 328オマージュ」である。

 原寸大ほどではないが、全長2メートルほどの車を作るため、膨大な作業が必要になる。まず、車の底になる木を用意し、彫って型をつくる。次に作るのはタイヤだが、これが非常に精巧な作りとなっている。

 タイヤの円柱型に木を型取りしたあと、高速回転させて道具で木を削ることで、タイヤのくぼみを精巧に再現している。タイヤを4つ作ったあと、車の底にドライブシャフトを取り付け、そこにタイヤをはめ込む。

 驚くべきは、実際に木製のBMW 328オマージュを走らせるために、車載電池を搭載している点だ。車載電池を後輪のドライブシャフトにつなげてアクセルを踏むと、徐行程度のスピードで前後に動く。このあとボンネットやシートなどの部品も木で型取りし、本体に接着していく。

 決して雑に作ることない。部品となる木材を1つひとつ丁寧に型取りし、表面も彫刻刀で削ることで本物に近いデザインに仕上げていく。また、BMWのエンブレムやナンバープレートを取り付け、車全体に塗装して光沢をもたせる。最後に、タイヤにホイールを取り付けて、フロントの一部に色付けすれば完成。

 木製BMW 328オマージュの、洗練されたデザインに思わず息を呑む。また、日本では考えられないのだが、なんとこの木製BMW 328オマージュはベトナムの公道を走るのだ。徐行程度のスピードしか出ないのだが、交通量の少ない公道で車やバイクと一緒に走っている姿も映し出されている。歩道にいる市民も笑顔で手を振っており、海外らしい自由な雰囲気が、見ていて楽しくなる。

■この記事で紹介した動画
「Wood Carving – BMW 328 Hommage – ND Woodworking Art」
https://www.youtube.com/watch?v=p4Yj_YPhw0I



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