「バーチャルサンリオピューロランド」を体験　ライブフロア、カフェ、そしてサウナスペースまで

サンリオの“カワイイ”世界観が随所に感じ取れる

　B2、B3はそれぞれ「LUNA STAGE」、「FUTURE STAGE」とライブフロアになっている。

　サンリオキャラクターが随所に散りばめられているからこそ、サンリオファンならずとも幻想的で“カワイイ”世界感に浸れるのではないだろうか。

　LUNA STAGEでは主にリアルな世界で活躍するアーティストらが集結し、パフォーマンスを行う予定なのに対し、FUTURE STAGEではバーチャルの世界で定評のあるバーチャルアーティストが集い、熱いライブを繰り広げるそうだ。

バーチャル空間でアトラクションやサウナ体験もできる

　B4の「CHILL PARK」は“コミュニケーション”をコンセプトとした、チルアウトフロア。

　フォトブースやカフェ、アトラクション、サウナスペースなどが点在し、憩いの場として活用することができる。

　このフロアも、至るところにサンリオのキャラクターがモチーフにした装飾が施されており、独特の世界観を楽しめることだろう。

　そのほかB5は、バーチャルクラブの先駆けである0b4k3プロデュースの「ALT3」（PC・PCVR専用クラブフロア）が広がり、VRChatシーンで活躍する気鋭のVRDJやアーティストなどが出演してフェスを盛り上げるという。

　実際に体験してみて、その完成度とクオリティの高さには驚いた。

　臨場感や没入感など、リアルなテーマパークでは味わえない感動や体験を楽しむことができた。

　ヘッドマウントディスプレイやゲーミングPCなどのVR環境を用意すれば、よりバーチャル世界を堪能することができることだろう。

　インターネットが登場以来、Web1.0からWeb2.0、そして近い将来ブロックチェーン技術の普及に伴い、Web3.0の世界が訪れるといわれている。

　2021年は“メタバース元年”とも呼べるわけだが、メタバースという新機軸から、一体どのようなエンターテインメントが今後生まれてくるのか。

　これからもその動向に注目したいところだ。　

（画像＝© 2021 SANRIO CO., LTD. TOKYO, JAPAN S/D・G  ©‘21 SANRIO　著作（株）サンリオ ）