【ライブレポート】キズナアイ x OculusのxRライブが全世界へ届けた“バーチャル花火 × ライブ”の楽しさ YouTubeでの再配信&新作EP発売も決定

キズナアイ x OculusのxRライブレポート

 本日9月25日、キズナアイ x OculusによるxRライブ『Kizuna AI Virtual Fireworks Concert』が、Oculus Venuesで開催された。

(ライブダイジェスト)Kizuna AI Fireworks Concert

 YouTubeチャンネルをはじめとした各SNSの登録者数が合計1000万人を突破し、バーチャルタレント、バーチャルアーティストとしても幅広く活躍するKizuna AI(以下、キズナアイ)が、Facebook社のバーチャルリアリティプラットフォーム「Oculus Venues」にて日本文化や花火を演出テーマにした音楽ライブを開催し、世界に向けて日本を発信。

 「Oculus Venues」は、コンサート、スポーツイベント、コメディーショーがいつも最前列で楽しむことができるVR映像視聴プラットフォームで、多くの人と同じ体験をして、あふれる観客の中でほかのファンにも出会うことができるというもの。

 今年1月にアメリカの4大エージェンシーのひとつ「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」との契約を発表し、4月と5月には、自身初となるバーチャルUSツアーを行なったキズナアイ。「世界中のみんなと、あなたとつながりたい」を活動の軸に、この時代だからこそ自分にできることとして、北米を中心にユーザー層を拡大している「Oculus」をパートナーとし、また新しい”LIVE”に挑戦した形となった。

 開始時刻の12:00、「Venues」アプリ内のロビーから、キズナアイのライブ会場に入ると、すでにユーザーを数名確認。英語で話しているユーザーが多かったが、日本のユーザーと思われるIDも半数ほど散見した。

 開始1分前から「Venues」内のスクリーンがカウントダウン映像に切り替わり、暗い海の底のような空間から1曲目の「Sky High」がスタート。曲中で画面が明るくなったかと思うと、舞台はバーチャル花火大会へとワープ。夏祭りを思わせる巨大な空間にやぐらのようなステージがあり、その真ん中でキズナアイが歌っている。

 1曲目が終わったあとのMCで、キズナアイがVenues内でのコントローラーアクションのやり方を説明。「みんなでひとつのライブを作ろう!」と声をあげた。

 「Venues」は、ユーザーそれぞれがアバターをカスタマイズし、VR空間内で会話できるだけでなく、上半身の動きやジェスチャーを使ったコミュニケーションを取ることができる。

 今回のライブではこの仕組みがうまく活用されており、続く「melty world」「over the reality (Avec Avec VIP Remix)」「Again (Moe Shop Remix)」「miracle step」と、キズナアイの歌やマイクパフォーマンスに合わせてファンが一斉に手をあげたり、特定のポーズをとって一緒に踊ったりと、客席を含めたライブの一体感にとても新鮮な感覚を覚えた。そして、ダイナミックなカメラワークと見事なバーチャル花火の演出や音も相まって、会場のテンションは最高潮に。

 「FL-AI-YER」では、楽曲や演出をじっくりと見せ、後半戦へ。

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