自宅前に4日間放置されたアマゾン配達トラックと戦う男性 結末はいかに?

自宅前に4日間放置された配達トラック

 パンデミックのなか、多くの人がAmazonなどのECサイトを利用したことだろう。そんな大手Amazonの配達トラックが家の前で立ち往生し、Amazon側と4日間以上戦っている男性が海外メディアで話題となっている。

(画像=Captain Lou氏のTwitter)

 とある日、カリフォルニア州在住のキャプテン・ルー氏はAmazonでNorthern Quilted社のトイレットペーパーを注文したという。その後、配達を終えたAmazonドライバーは何故か15分間その場に停車。不思議に思ったルー氏が尋ねたところ、ドライバーは「バンが壊れて動けなくなってしまった」と答えたという。

 その後娘を迎えにいくため、自身の車に乗り込んだルー氏は、トラックが少し動かされた状態で引き続き停められていることに気づいた。ドライバーの姿も積み荷もなくなっていたが、ルー氏の車が出入りできるように気を遣って移動されていたとのこと。しかし、その場にメモなどは残されていなかったという。

(画像=Captain Lou氏のTwitter)

 土曜日の朝、トラックは前日とはさらに違う場所に停車されていた。夜中の間に誰かが移動を試みたが、やはり動かなかったようで、180度回転した状態でルー氏の家の私道を塞ぐ形で駐車されていた。車の鍵は車内にあったので、ルー氏は自身でトラックを数メートル移動させ、道を空ける必要があったという。

 なぜ動かないはずのトラックが180度回転した状態で停車していたのか。自動車業界で働くルー氏によると、トラックの助手席には修理の注文票が残されており、約2週間前にディーラーで修理された形跡があった。しかしトラックを始動させると、エンジントラブルのランプが点灯。エンジンの吸気に関する問題があり、馬力を低下させる制限付き運転モードになっていたという。完全に動かないとまではいかないものの、ルー氏の家の前から離れられない理由がわかった。このトラックはとんでもない欠陥車だったのだ。

 依然として、配達車両が敷地内に放置されていることを見兼ねたルー氏は、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせた。問い合わせフォームから連絡してほしいとAmazonのカスタマーサービスに言われたルー氏は「車が放置されているという選択項目がない」と説明したところ、レッカー移動を指示されたという。レッカーを呼ぶのは自分の責任ではないと考えたルー氏は、Amazon側に配達車両が放置される1日ごとに、100ドルをフードバンクに寄付するよう求めている。

 4日間が経った今でも車両はルー氏の敷地内に放置されているようで、多くの人がどのような結末になるのかに注目している。

(画像=Captain Lou氏のTwitter)

(Source)
https://www.vice.com/en/article/wxd58y/california-man-in-4-day-standoff-with-abandoned-amazon-truck-in-driveway
https://boingboing.net/2021/11/16/man-in-4-day-standoff-with-amazon-delivery-van-that-wont-leave-his-property.html

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