走行可能なフル木製ボディのフェラーリ「250 GTO」 米DIY YouTuberが制作
米国の木材DIY YouTuber、トロン・ヴァン・ダオ氏が、フル木製ボディのフェラーリ「250 GTO」を公開した。息子のために制作したというこの車は、本物の「250 GTO」よりだいぶ小型ながら、木材で細部まで丁寧に作り込まれており、実際に道路を走行することも可能なようだ。
ダオ氏の動画で公開された制作過程を見ていこう。まずエンジンとシャーシの組み立てを行い、「250 GTO」型に切り抜いた木製のボディをシャーシに取り付けていく。次にチェンソーで形を整えて、丸ノコで角を削って丸みを出す。そして屋根を取り付け、全体的になめらかになるようディスクスクラバーで研磨する。
次にライトやミラーなどのパーツを取り付けるため、ノミで細部を削っていく。フェラーリのエンブレムやロゴもすべて木材で作ったお手製品だ。
ボディ全体にスプレーを吹きかけ、光沢が出るよう仕上げていく。最後に、インテリアにスピードメーターやシートなどを取り付けて完成だ。
70日をかけて制作したという本作は、「250 GTO」のようなスピードは出ないものの実際に走行可能な仕様となっており、街では多くの人々の注目を集めていた。この動画のコメント欄には、「グレート、エクセレント、ワンダフル。これは傑作だ!」、「天才だ、素晴らしい父親だ」と称賛する声が多く寄せられている。
ダオ氏はこれまでにも多くの木製自動車を制作し、視聴者を圧倒してきた。次はどんな作品を生み出すのだろうか。
(画像=ND - Woodworking Art YouTubeより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.youtube.com/channel/UChh00WYcDgUZKTZWVrqTiAQ