『FFオリジン』はなぜスピンオフに? 『FF15』との違いに見る、関連3タイトルとの共通点

『FFオリジン』はなぜスピンオフに?

 アイテムの収集などを目的に、じっくりと腰を据えてダンジョンを攻略する『FF14』。豊かなアクション性と、3人によるマルチプレイで一定の地位を確立した『ディシディア ファイナルファンタジー』。シリーズ作品で言えば、『FFオリジン』は、そのちょうど中間にあるタイトルとなるのかもしれない。

 前段の『仁王』を含め、これら3作はすべて、商業的にも文化的にも大きな成功を収めてきた(または、現在進行形で収めている)作品である。そのエッセンスを集約した『FFオリジン』はいわば、成功が約束されているタイトルとも言えるのではないだろうか。

 そして、『FFオリジン』には、シリーズの一作品として新たなファンの取り込みも求められていくに違いない。なぜなら、本来的に『FF』と『仁王』はそれぞれ、「RPG」「アクション」からの影響が色濃いシリーズとして、支持層を別にしてきたからだ。

 『FFオリジン』の発売まで約半年。私たちは『FF』発・人気スピンオフシリーズ誕生の瞬間に居合わせているのかもしれない。

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