ジャニーズを代表する「ジャにのちゃんねる」の“あり方” 新企画で見えたアイドルとしての覚悟

 嵐・二宮和也が、KAT-TUN・中丸雄一、Sexy Zone・菊池風磨、Hey! Say! JUMP・山田涼介とともに開設したYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」。今週は、ジャニーズJr.に関する新企画が始まり、今回も菊池の厳しいアドバイスが見どころとなっているが、動画からはジャニーズを代表するこのチャンネルの「あり方」が見えてきた。

 今回注目したのは、9月29日に公開された「【感情どうなってんの?】卍が憤慨したと思った瞬間に喜んだ日。」という動画。これまでにも「ジャにのちゃんねる」では、後輩グループとのコラボ動画を度々公開してきたが、今回はコラボ動画ではなく、ジャニーズJr.に関連する新企画を開催した。

 その名も「ジャニーズJr.アンケートクイズ」。東西のジャニーズJr.85人に事前にアンケートを取り、最も多いと思った回答をメンバーがそれぞれ予測し、当たった点数を競うというゲームだ。

 一問目のアンケートは、「趣味・特技」について。二宮・山田の2人は「ゲーム」と答え、中丸・菊池は「ダンス」「野球」と、アイドルらしい回答を予測。そして結果は、二宮・山田の「ゲーム」が1位に。この、ややアイドルらしからぬ回答に、中丸が「ゲームって書くの?」と疑問を口にする。菊池も「ゲームはいいんだけど、ジャニーズJr.としてやりなさいって言われてゲームって」「二宮くんとか山田くんみたいになって、やっとゲーム実況とか趣味とかを出せる」と、アイドルとしてのあり方を語った。

 二宮も、動画では「別にいいじゃない」と言いながら菊池をなだめるスタンスだが、「大事なことを言っていますが圧がスゴいので遠めのカメラで」と冗談っぽいテロップの中に、菊池のアドバイスを「大事なこと」だと肯定していことがわかる。

 その後も、「好きなYouTube動画は?」というアンケートに対し「ゲーム実況」という回答が1位という結果に、菊池は「趣味でゲームって書いて、そのままゲーム実況って、安直すぎる」と再び厳しく言及。印象に残る回答・アイドルとしての回答の大切さを訴え、それには中丸も「ジャニーズ事務所はアイドル作る事務所ですからね」と同意。

 これらの発言は厳しくも聞こえるが、ジャニーズとして第一線に立ち続けている先輩として、デビューを目標にしている後輩たちを想ってこその発言だ。時代が変わりつつある中、アイドルのあり方も大きく変化してきているが、こうした「アイドルとしての基本の姿」をあらためて伝えることは、後輩にとってもプラスになるだろう。

 また、動画では今回アンケートを取ったJr.のメンバーを、顔写真と名前つきで紹介するなど、企画を通してさりげなく後輩の魅力を伝えようという姿勢が伝わる。チャンネル名にジャニーズの「ジャ」という文字を冠したこのチャンネルは、独自のジャニーズ企画を通すことで、チャンネルメンバーの4人だけにとどまらず、ジャニーズ事務所の看板を背負ったチャンネルへと進化を遂げている。これからも、4人がアイドルやジャニーズとしての“生き方”や“あり方”を、チャンネルで伝えてくれるのではないだろうか。

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