『虹とオオカミには騙されない』9話ーー“脱落”したメンバーによる衝撃の告白 「もう好きって気持ちがないからごめんなさい」

『虹とオオカミには騙されない』9話レビュー

 かいと(堀海登)がのあ(加藤乃愛)を誘った月LINEではアクティビティーを楽しんだ後、自分たちで虹を作り、かいとが仕事で出演できない関西コレクション(以後、関コレ)のランウェイを2人だけで先に再現して楽しむ。かいとはここでも「友達みたいに気楽にお喋りできたらと思って」とのあが望む距離感を模索しているようだった。

 そして迎えた関コレ2021A&W。メンバー全員いつもとは違うクールでかっこいい一面が見られた。

 脱落発表当日、まずは視聴者からのオオカミ予想投票で上位4位に入ったメンバーには手紙でその旨が事前通告される。

 運命の発表の瞬間まで、思い思いの時間を過ごすが、ここでも何とも胸が締め付けられるような美しく眩しい瞬間が見られた。

 りの(和内璃乃)が砂浜に書いた「好き」を見ると、こうへい(山下航平)は思わず泣いてしまう。波が押し寄せてその痕跡を消してしまうのを必死に食い止めようとするこうへいの姿がとても可愛らしかった。さらに、りのが「中間告白の時に持って来てくれてとっても嬉しかったから」とファーストブレスレットを取り出すと、「俺も」と言ってジップに入れたブレスレットを大切そうに取り出すこうへい。「こいつ、持ってたら上手くいくかなと思って」と言って手を繋ぐこうへいに、スタジオMC陣たちも「こうへいは(予想を)上回ってくるな〜」「ほんとに良い子」と絶賛していた。関コレのランウェイでの不慣れなウォーキング姿含め、好感度爆上がりである。

 しょうた(西岡星汰)は「Takiちゃんの気持ちを優先したいと思って考えたんだけど、結果俺はTakiちゃんから気持ちは変わらない」「Takiちゃんとの思い出は楽しかったが大きかった。もちろん悲しかったこともあるけど、この夏だけでそれが終わって欲しくないな。夏が終わっても最高な思い出作れるから、俺は上書きできるように頑張るから」と変わらずTakiへの一途な想いを伝えた。本当にとことん優しい。

 どうやら脱落候補者に入っていたエザキ(YOSHIKI EZAKI)はモモカ(momoca)にそれを匂わせると「(気持ち)変わんなよ」とエザキ流に伝え、モモカも「皆と超仲良くなって(皆のこと)超知って、もうエザキしかないと思うのね」と相変わらずバッチリの間合いで答えていた。2人の会話は元々テンポが良かったが、ますます息が合うようになっている。

 しゅうぞう(大平修蔵)の脱落を心配するさくら(アリアナさくら)は、「本当にちゃんと好きだからもっともっとちゃんと話したい」「脱落したらもう会えないよね……そう考えたらもう恥ずかしいとか言ってる場合じゃないよね」と言い、両手いっぱいに広げてハグを求め「お願い」と言うギャップいっぱいのあまりにキュートが大渋滞している姿を見せる。そこに媚びやキャピッと感が滲まず、ただただ純粋な想いだけが乗っかるのがさくらならではである。

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