まあたそが明かす、好きを貫くブレない姿勢 「なりたい自分っていうキャラになれたら勝ち」

まあたそが明かす、好きを貫くブレない姿勢

“まあたそ”でいるために、これからも好きを貫く

――「とらわれない」というコンセプトにも通じるんですが、好きなファッションがしたくても地域や年齡、ライフステージの変化などによって尻込みしてしまう場面もあると思うんです。まあたそさんもママという顔をお持ちですが、そのあたりの壁を感じたことはありますか?

まあたそ:うちも、それこそ子育て始めたばかりのころとかは、田舎だし「母親」だからってファッションを諦めて、黒髪にボーダーのTシャツにテキトーなパンツ姿で歩いている時期とかあったんですよね。でも、やっぱり自分の好きな服を着ているときのほうが楽しいって思いました。人に何を言われても、やっぱり自分の着たい服、したいメイクをしたほうが何事にも積極的に楽しめますし、後悔しないと思うんです!

――派手な格好をするとそれだけ目立ちますし、叩かれやすいというのはありますね。

まあたそ:そうなんですよね。でも、思うんですけど、おしゃれは罪じゃないじゃないですか。真っピンクの髪色をしてても、警察には捕まらないわけですし。なのに「なんで叩く?」って。うちが考える「叩かれないコツ」があるとしたら「キャラクターになってしまうこと」が大事だと思っています。急にド派手な格好をしたらみんな驚いて注目しちゃうけど、「このひとはこういうキャラ」っていうのをじわじわと浸透させていけば、みんな慣れていくと思うんですよ。漫画家の楳図かずお先生とかもそうじゃないですか。キャラが定着すれば「おかしい!」なんていう人もいなくなる。だから、うちも「ダサい」とか「時代遅れ」とか言われても、ずっと好きな服装をしてきたし「年齡考えろ」って言われてもずっとこれからも好きな髪色をするつもり。そうすることで、“まあたそ”でいられると思うんです。だから、貫こうと思います、好きを。

――たしかに、そういうキャラを作ったら「母親」などの一般的なイメージに自分を押し込めなくてもよくなりますね。

まあたそ:そうそう! みんなが求める自分じゃなくて、自分がなりたい自分っていうキャラになれたら勝ちだなって思っています。これに気づいたのも、ファンのみなさんのおかげなんですよね。「まあたそってキャラクターみたい」って言ってくださることが多くて。最初は「どういうことだ?」って感じだったんですけど。例えば、黒と白のチェッカー柄を見たときに「まあたそみたい」って言ってくれるのって、それをうちが着続けてきたからこそで。それを着ているのがうちっていうイメージがついたってことじゃないですか。好きを貫き続けることって、こういう嬉しいことがあるんだなって。

――あとは、まあたそさんの正直さもひとつのキャラクターとして愛されていると思います。

まあたそ:いやいやいや、うちそんないい人じゃないですよ。

――YouTubeの動画でも取り繕ったところばかりを見せているわけじゃないというのが、伝わっているのかなと。それこそ、おならもしますし(笑)。

まあたそ:それは、しまくり(笑)! 結局いいところばっかり見せようとしてもバレるじゃないですか。どうせバレるんだったら最初から出したほうがいいじゃんって。おならだってみんなしてるだろうし、化粧だってめんどくさいって思ってる人の方がきっと多いはず。みんなが隠していても、本当はみんなそう思っているんだ、みたいなところを率先して出していくことで「わかる!」って言ってもらえたら嬉しいですね。

――それができるのも、“まあたそ”というキャラクターゆえですね。

まあたそ:そうそうそう! うちがどんどん暴いてやるー、女という生き物をー(笑)! クリエイターとかカッコよく聞こえるかもしれないですけど、岡山に帰ったらうちも本当にただの専業主婦ですからね。7時に起きて、夕方5時にお迎えに行って、夜9時には布団に入る……みたいな生活してる。で、ときどき東京に出稼ぎに来て、いろんなことさせてもらって。なんか生活のギャップがすごすぎて2人分の人生を生きている感じです(笑)。

――本当に次々とやりたいことを実現していらっしゃいますが、次に何かやってみたいことはあるのでしょうか?

まあたそ:そうですね。ブランドも作れましたし、ふわっと夢見ていたスタイルブックも出せましたし、落とし穴に落ちたいっていう夢も叶えてもらいましたし……ありがたいことにYouTubeを始めたころにやりたいことって全部叶っているんですよね。やっぱり口に出せば叶うもんなんだなって思っているので、今は……『妖怪大戦争』に出ることと、本郷奏多さんに会いたいです!

――HIKAKINさんに続いて(笑)。

まあたそ:そうです。『妖怪大戦争』で女優デビューですね(笑)。でも、しれっと出て、エンドロールで「え、まあたそいたの?」っていうのが夢です。最初にやられる役でもいいので、ガチの妖怪になりたいです!

――次は女優さんとしてインタビューできるのを楽しみにしています。

まあたそ:はい、もうぜひ!! あ、あと『BEFTEY』で子供服も作りたいっていう。そういうのもちゃんと言っておかないとね。読んでる人も「なんのインタビューだったっけ?」だってなっちゃいそうだから。ファッションの話でしたもんね。うち、話してるうちに楽しくなって、なんの話してるかすぐわからなくなっちゃうから(笑)。次の目標は子供服、作ります。

■書誌情報
『ストリート沼MAATASO’S STREET FASHION STYLE BOOK』
発売日:2021年9月10日
定価:1980円(税込)
出版社:宝島社

【Contents】
・まあたそプロデュースブランド「BEFTEY(ビフティー)」
9/10に書籍と同時発売のAW新作速報
・私服150点以上! コーディネート&小物一挙大公開
・ガーリー/スポーティ/カジュアル/スクール/モノトーン
ストリートテイスト早見表付き
・すぐマネできる! イケてるストリートブランド15選
・裏原系/V系/CUTiE系/フェミ男/シノラー
ストリートファッションの歴史をおさらい
・超豪華ゲストとの対談&コラボLOOK

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