『虹とオオカミには騙されない』5話ーー年下しょうたのアプローチにTakiが翻弄される?

『虹とオオカミには騙されない』5話レビュー

 “中間告白”を意識し始めたメンバーたちに焦りとともに様々な動きが見られた。

 まずは、前話で急接近する姿が描かれたモモカ(momoca)とエザキ(YOSHIKI EZAKI)。モモカは「悩んでるけど、エザキ楽しい」と本人に伝え、エザキもこれを受けてりの(和内璃乃)とモモカ への想いが半々になったようだ。

 一方、りのに変わらぬ想いを寄せ続けるこうへい(山下航平)は、彼女に「好きだよ、本当に」「俺は変わらない」とシンプルかつストレートに自分の気持ちはもう固まっていることを伝える。

 しゅうぞう(大平修蔵)はセイラ(安斉星来)を呼び出し、前回の太陽LINEであまりにストレートに「恋愛対象としては見られない」と伝えたことを詫びた。そして全然互いのことを知れていないことから「もっと楽しく話せるはず」と声を掛け、2人の間にある微妙なわだかまりは解消しつつある前向きな展開に。恋のふりだしに戻ってしまったような発言を受けながらも、やはりセイラはしゅうぞうと話している時が一番楽しそうである。友達からのスタートでも恋愛に発展することは大いにあり得るため、まだまだ可能性は残っているはずだ。

 そして、今話のハイライトは何と言ってもやはり『虹オオカミ』初の月LINEデート。しょうた(西岡星汰)とTakiの初々しいデートを見ることができた。公園でしょうたがTakiに野球を教え、2人で「虹を作ろう」とホースで水を掛け合う。その姿はまるで青春映画の一コマのようだ。

 「もし虹が出ていたら何を聞いていたか?」の問いにTakiは「しょうたくんがオオカミかどうか聞く」と答える。一方で、しょうたの絞り出すように言った「俺、多分聞けなかった。もしTakiちゃんがオオカミだったらいなくなっちゃう」には、あまりに真っ直ぐで切実な様子がうかがえ、胸が締め付けられる。“知りたいけれど知りたくない”、“気になるけど知るのが怖い”というのは恋愛、特に片想いの恋愛に付き物の感情だ。

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