“YouTuber第7世代”の中町綾が明かす、人生の転機とアンチコメントとの向き合い方

中町綾が明かす、アンチコメントとの向き合い方

 YouTubeチャンネル登録者数90万人超、“いま、1番ノリにのるYouTuber第7世代”の中町綾。「JC・JK流行語大賞2021上半期」のヒト部門、コトバ部門ともに4位にランクインし、女子中高生を中心にその自然体な姿が大人気だ。

 先日、初のスタイルブック『私の人生ノリで草。』(KADOKAWA刊)出版を記念して開催されたトークイベントは、書籍にも登場する兄の中町JPや、マネージャー兼友人のぴぐもんらも交え、終始和気あいあいとした雰囲気で大盛況に終わった。スタイルブックに込めた思いや、これまでの裏話、そして今後の目標までじっくりと話を聞いた。

――初のスタイルブック本出版、おめでとうございます。出版直後の感想を教えて下さい!

中町綾(以下、中町):高校2年生の頃から「本を出したい!」って友達にノリで言ってて、その頃ってYouTuberがちょうど本を出版し始めた頃だったので自分の中でもひとつの目標でした。本を出版して自分の夢も叶えられたし、出版イベントもできてファンの子にも会えたし、中町綾のことを今までよりもたくさんの人に知ってもらえたと思うので嬉しいです。

――エッセイや写真集などいろんなスタイルがある中でも、スタイルブックを選ばれたのはどうしてですか?

中町:私はYouTubeで過去の話も日常生活もぶっちゃけて話しているので、出版するならエッセイじゃない形がいいなと思っていて。YouTubeではスッピンで撮影したり素の自分を晒け出しているので、本では反対にバチバチに化粧して洋服もオシャレにキメている私を見てもらってギャップを楽しんでもらいたいと思いました。「こんな表情もあるんだ」っていうのを知ってもらうためにも、スタイルブックにしました。

――本の企画もご自身で提案されたんですか?

中町:はい。本の中で“キメている自分”だけじゃなく、“自分らしさ”も出したいと思っていたので、兄妹パートでは変顔を見せたりふざけたりする部分も盛り込みました。生い立ちの部分ではYouTubeでも話していない中国で過ごした幼少期の内容も突っ込んで語っていて、“本を買ってもらったからこそ知れる中町綾”という部分も意識しました。あとは、コムドットやまとくんとのデート企画はファンの子も盛り上がってくれるんじゃないかなと思って企画しました。

――普段のYouTube動画制作と本作りでは、どんなところが違いましたか? 本作りで苦労したことがあれば教えて下さい。

中町:これは“YouTuberあるある”だと思うんですが、普段は生活が不規則なんですよ。それが、本作りでは3日間連続で早朝からの撮影だったので早起きするのもキツかったです。YouTubeではスッピンで撮影したりしてるのが、1日に何回もメイク直しするのも今までにないことで大変で。撮影終わった後はちょっと肌が荒れたんで、エステに行きました(笑)

――出版されてみて、周りからの反響はいかがですか?

中町:中高時代のリア友が「本屋に綾がいて本当に鳥肌立った!」って言ってくれて、写真を撮って購入報告を送ってくれて嬉しかったです。普段はドライな親も10冊くらいまとめ買いしてくれて近所に配る用にサインを頼まれたり、結構喜んでくれてるみたいで嬉しかったです。本屋で私の本を発見したら手前に並べ直したりしてくれたみたいで、意外でした(笑)

――本作りを通して、改めて自分のこれまでを振り返ることもあったと思いますが、人生の転機って何だと思われますか?

中町:やっぱり「高一ミスコン」ですね。ミスコンに出てなかったら、そもそも人前に出る仕事をやろうとは思ってなかったし、ライバルに囲まれて1位を競う環境も今まではなかったので、この時にメンタルも鍛えられて成長できたと思います。ミスコン出場があったからこそ、『真夏のオオカミくんには騙されない』(ABEMA)出演もできたし、ファンの子が増えると「喜んでもらいたい」と思ってますます頑張れました。あとは、自分の夢を叶えるためには口に出すことも大事だなって実感しています。

――ちなみにミスコンに出ていなければ、自分は今頃どうなっていたと思いますか?

中町:ミスコンに出てなかったら普通に大学に行ってたと思います。ただ、これまでも“人生どんだけ楽しめるか”だと思って生きてきたので、どんな道を選んでいても楽しんで生きていたとは思います。

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