“YouTuber第7世代”の中町綾が明かす、人生の転機とアンチコメントとの向き合い方
――YouTubeチャンネルについて伺いたいのですが、登録者数100万人突破も目前ですが、登録者数を伸ばすきっかけになったのは何でしたか?
中町:チャンネル自体は高3の頃に開設していたんですが、去年の3月頃コロナ禍のステイホーム期間中に、当時登録者数が7万人くらいのところから登録者数10万人を目指して毎日投稿し続けたのが大きかったかなと思います。10万人を突破してからは一気に登録者数が増えていって、どんどん忙しくなって生活も360度変わりました。登録者数50万人を突破した辺りから外出すると話しかけられたり、いろんなお仕事のお話がくるようになって徐々に自分の知名度が上がったのを感じました。
――中町兄妹チャンネルも人気の秘訣かと思いますが、お兄さんの中町JPさんと投稿を始められたきっかけは何ですか?
中町:兄の純平から声を掛けられたんですが、当時は個人チャンネルの投稿を頑張っている時だったから最初は乗り気じゃなかったんです。チャンネルがいくつもあったら視聴数も分散してバラけてしまうんじゃないかなと思って。でも純平に押し切られる形で兄妹チャンネルも投稿したら、相乗効果というか個人チャンネルもどっちも喜んで見てもらえるようになりました。
――兄妹の関係性だからこそできることは何だと思いますか?
中町:対決ものとか“The YouTube”な王道企画が出来るし、純平が盛り上げてくれて話し相手がいると掛け合いも出来るので、それは個人チャンネルではできないことですね。
――マネージャーであり友人でもあるぴぐもんさんとの関係性も目新しいかと思いますが、元々の友人と一緒に働いてみていかがですか?
中町: 仕事現場に行っても友達がいると楽しいですし、その場の空気に飲まれず自然にいつも通りの素が出せます。私のファンの子たちは“素の中町綾”を好きでいてくれていると思うので、良い意味でぴぐもんがいると意識して仕事のスイッチを入れなくても“素の自分”を保てるんです。最高の友人でありマネージャーです。
――ちなみに動画のネタはどうやって集めているんですか?
中町:季節を絡めて自分がやりたい企画を出したりファンの子からもらったリクエストなどをもとに半月くらいの間に翌月の内容を決めて撮影しています。他のYouTuberさんの投稿ももちろん参考にしますし、ぴぐもんからの意見も取り入れたりしています。
――注目度が高くなればなるほど、好意的な意見だけでなく様々な声が届くと思いますが、どのように向き合われていますか?
中町: 前はアンチコメントなどは“妬みなんじゃね?”って感じでスルーしてたんですが、理不尽なコメントじゃなくて、私のことをちゃんと見てくれて指摘してくれるコメントについては、今は見ないようにするんじゃなくむしろ参考にして取り入れるようにしています。
――YouTube以外にインスタグラムやTikTokなど、各プラットフォームの使い分けはどうされていますか?
中町:インスタは写真のフィード投稿はバチバチにキメた写真で、ストーリーでは何気ない日常や中町兄妹の様子を載せたりしています。TikTokは変顔など自分らしさを出して投稿しつつ、動画で見てもらえるので、普段の自分とはギャップがあるアイドルの曲に乗せて歌ったり踊ったりしている動画をアップしています。
――最後に、お仕事の幅もどんどん広げられていますが、次なる目標は何でしょうか?
中町:今回のスタイルブックの出版でキメてる写真もファンの子から好評だったので、これからは雑誌の撮影でも取り入れたいです。TGC(東京ガールズコレクション)のランウェイを歩いたり、プリ機のイメージモデルになったりしてYouTubeの顔以外の自分を表現していきたいです。あとは、もっとテレビに出たいと思うようになりました。『さんま御殿』に一度出演させてもらった時に、ファンの子が喜んでくれて、改めてテレビってこんなに影響力があるんだなと実感しました。
動画でも伝わってくる通り、インタビュー中も終始ポジティブで飾らない彼女の姿に友だちのような親近感を覚える視聴者が多いのも頷ける。これからますます進化を続けていくであろう彼女の活躍が楽しみだ。
■書誌情報
『私の人生ノリで草。』
著者:中町綾
定価:1,500円(税別)
出版社:KODOKAWA
◆楽天ブックス(本人直筆サイン本)*数量限定
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◆出版記念イベントレポート
https://note.com/kadokawaseminar/n/n51db0917cd51