ガレージにて放置された大量のクラシックカーが見つかる 不法侵入した若者らが発見
ブラジルのリオグランデ・ド・スル州の古いガレージから、大量のクラシックカーのコレクションが見つかった。建物に不法侵入した10代の若者らが発見したようだ。
米メディア『motor1.com』によると、ガレージには、オースチン「A90アトランティッククーペ」と「A90 アトランティック コンバーチブル」、 クライスラー「エアフロー」、1938年式・1940年式のフォード・クーペ、1951年式のフォード・バン、スタンダード「ヴァンガード」、ルノー「ゴルディーニ」などのクラシックカーや、3輪のゴリアテ・ピックアップトラックなどが保管されていた。
これらの車は一般に公開されたことはなく、1990年代〜2000年代に、所有者やその友人らだけがここを訪れていたという。その後所有者から双子へと相続されたが、一方はコレクションを保存したいと考え、もう一方はすべて売却したいと考えていたようだ。そうこうしているうちにコレクションは忘れ去られ、長い間ほこりをかぶることとなった。
しかし最近になって、数人の若者が不法侵入した。彼らはこの発見に興奮し、車に乗り込むなどして大騒ぎしたという。そして仲間内でここを秘密の場所とし、ガレージ内を撮影してメッセージアプリで共有するなどして楽しんだ。しかし翌日には警察が現場におり、警官が若者らの両親に連絡を入れていたという。
警察からの報告を受けた所有者は、いくつかの車を売りに出したようだ。そのうちフィアット「124スポルト・クーペ」は、65000レアル(約135万円)で売却されたという。
奇しくも不法侵入によって、ほこりをかぶっていたコレクションが再び日の目を見ることとなった。
(画像=motor1.comより)
■堀口佐知
ガジェット初心者のWebライター兼イラストレーター(自称)。女性向けソーシャルゲームや男性声優関連の記事を多く執筆している。
〈Source〉
https://www.motor1.com/photo/6046526/v8-dodge/