YouTuber・EvisJapの森山はなぜ、“俳優”に挑戦したのか 「もちろん、片手間ではなくて本気で」

EvisJap・森山のYouTubeでは見られない姿 

 YouTubeチャンネルの開設からわずか2年半で登録者数45万人を突破し、合コンやマッチングアプリなどをテーマとした“思わず動画を再生したくなる”企画で話題の3人組クリエイター「EvisJap/えびすじゃっぷ」。個性豊かなメンバーのなかでも「高学歴ナルシスト」という強烈なキャラ設定(?)で人気を集めているのが、森山弘康だ。

 そんな森山がABEMAのオムニバスドラマ『私が獣になった夜』で俳優デビューを果たす。YouTuberとして人気を拡大しているなかで、なぜ畑違いの俳優業に挑戦したのか。EvisJapとしての活動の経緯からドラマ撮影の裏側、見所まで話を聞いた。(編集部)

【撮り下ろし写真】EvisJap・森山

ーー刺激的な企画で話題のEvisJapですが、そもそもどのように結成されたのですか?

森山弘康(以下、森山):メンバーのフジとけすとは大学からずっとつるんでいて、卒業のタイミングで一緒に起業しようなどの話もする仲でした。でも「自分はまだ何も持っていない」と感じたことで、とりあえず就職することに。一方でリーダーのフジはすでに起業の道に進み、さらに彼ひとりでYouTubeに配信した動画がバズって、その後もコンスタントに動画をあげていたんです。

 社会人3年目になった頃、そのYouTubeを一緒にやってみないかと誘われて、軽い気持ちで出てみたらその動画もバズって。そこから動画が会社でも知れ渡ってしまって、辞めるまでは3ヶ月とかなりスピーディでしたね。

ーー会社を辞めてYouTuberになることへの迷いなどはなかったのでしょうか。

森山:僕はひとりで決断できるタイプではないため、強い気持ちでYouTuberになることを決めたというより、流されるがままに辿り着いたという感覚です。でも、大学時代から一番信頼できる仲間がフジとけすだったので、「こいつらと一緒なら何かできるんじゃないか、うまくいくんじゃないか」と思えたことは大きいかもしれません。

ーー動画の企画はどのように考えているのですか?

森山:基本的にリーダーであるフジがほとんど考えています。そこに僕とけすが色を加えていく。企画といっても流れが決まっているわけではなく、ほとんどアドリブで完成していきます。

ーー撮影の状況次第で変わっていく企画が多そうですよね。

森山:そうなんですよ。事前に決めておけることが少なくて。「とりあえずやってみよう」でうまくいくこともありますし、もちろんいかない時もあります。

ーーEvisJapの魅力といえば「合コン」や「マッチングアプリ」などの企画ですが、こういったテーマはどのように決まったのでしょうか。

森山:僕ら3人は昔からそんな話ばかりしてきたので(笑)、世間に何かしら売り出す強みは何かと考えたときに、それしかないなって。きちんと視聴者の方に楽しんでもらえる内容になるよう注意しないと、炎上するリスクもあるテーマですし、再生数が増えるごとに気をつけなければいけないところも出てくるテーマではあると思いますが、その色だけは捨てないようにと心がけています。

ーー動画の内容だけでなく、今回のドラマのテーマにもつながるところですが、恋愛において相手の心を掴むポイントはどんなところにあると思いますか?

森山:難しいですね。好きになった女性の心を掴みたいときは、かなり自己開示をします。知ってもらうことが一番で、自分を偽って取り繕うと、結局は深い関係にはなれず、うまくいかないと思いますね。そういう意味もあって「カッコつけてもしょうがないな」と思うようになりました。動画でも取り繕うことなく自然体の姿を見せています。

ーーYouTubeでは自然体で、かつ企画の内容も台本に沿ったものではなく、状況に応じて変えていっている。予定調和ではなく、何が起こるかわからないドキドキ感もEvisJapの魅力ですが、逆にドラマで役を演じるというのは、決まった枠組みの中で個性を出していく、という新しい挑戦ですね。

森山:そうですね。確かに普段の活動と正反対で、めちゃくちゃ緊張しました。周りは演技経験があるプロの方たちばかりでしたし、うまくできなくて恥ずかしいという思いもありましたが、とにかく一生懸命やろうということは忘れずに演じました。

 動画クリエイターという畑違いながらの挑戦でもそうですが、元々サラリーマンだったことを振り返ると、こうやってドラマに出演していること自体があり得ない話で、人生何が起きるか分からないと感じましたね。

ーー今回森山さんが演じた蒼汰は、「学生時代はフラフラしていたけれど、5年越しに再会したら、しっかり者となり結婚も決めていた」という成長を感じさせる役柄です。共感した部分や、難しい部分などありましたか?

森山:僕自身と蒼汰では、結婚に対する思いが大きく異なっていたので難しさを感じました。年齢は近いのですが、蒼汰は結婚して地に足をつけた人生を送り始めていて、恋愛について考えさせるきっかけを友達に与えている。一方で、僕はまだまだ結婚は考えておらず、大学から今までも人と少し違った道を歩んできているので、考え方としてはかなり遠い存在だったんです。

 台本を読んだだけではどのようなパーソナリティを持つ人物なのかがあまりわからなかったので、撮影現場で監督にご指導いただいて、友人を思う気持ちとか、自分がもし結婚していたらこういう考え方になったかもしれないとか、共感できる部分が見えてきて、ようやく形になりました。最初はとにかくセリフを噛まないように……って、うまく切り抜けることしか頭になかったのですが、だんだんと自然体なお芝居ができるようになって。本当に共演者の皆さんや監督さんのおかげですね。



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