YouTube急上昇ランキング頻出の「金ネジキ」とは? 折れない心で挑戦を続ける加藤純一

 配信者・加藤純一(うんこちゃん)が手がける「金ネジキ配信」が話題だ。

 ここ最近YouTubeの急上昇にも度々登場する「金ネジキ」というワード。ゲーム実況ながら同時接続数10万人を突破している配信も珍しくなく、急上昇欄を眺めては、なぜここまで盛り上がっているのか、疑問に感じているYouTubeユーザーも少なくないのではないだろうか。今回は、盛り上がりを続ける「金ネジキ」配信とは一体何なのか、掘り下げていく。

公式HPより

 「ネジキ」とは、『ポケットモンスター プラチナ』と『ポケットモンスター ハートゴールド/ソウルシルバー』におけるバトルフロンティアの施設・バトルファクトリーに登場するキャラクターのこと。バトルファクトリーは、ランダムに選抜された6体のポケモンから3体を選んで手持ちポケモンとして、CPUと勝ち抜き戦を行うブースだ。勝利するごとに降した相手のポケモンと自分のボケモンを1体交換することができ、徐々にパーティを強化しながら連戦を進めていくのが主な流れとなる。

 21戦目と、49戦目に「ネジキ」と呼ばれるバトルファクトリーのリーダーが登場し、いわゆるボス戦が発生する。21戦目のネジキを倒すと銀の称号が、49戦目のネジキを倒すと金の称号が手に入ることから、この施設で一度も負けることなく49連勝を達成することを「金ネジキ」と呼んでいる。

 この「金ネジキ」は非常に難易度が高いことで有名だ。そもそも自分で育てたポケモンではなく、レンタルポケモンを戦わせるという構造から、『ポケモン』における対戦の醍醐味である「育成」の要素が廃されており、CPUの出すポケモンや、自分の選んだポケモンの相性によっては、覆すことのできないほどの不利な対面を強いられることが多々ある。さらにはCPUは、時に命中率が不安定な一撃必殺の技を繰り出してきたりと、理不尽な形で敗北を強いられる展開も珍しくない。プレイヤーのスキルだけでなく、運が絡む要素が目白押しといった代物だ。

絶対に負けられないポケットモンスター金ネジキ~28戦目から~

 配信者の加藤純一(うんこちゃん)は、この企画に2018年5月27日から挑戦している。2018年に、『ポケットモンスター ハートゴールド』にて挑戦を行い、2日に渡り激闘を繰り広げ、49連勝を達成し、見事「金ネジキ」をクリア。その後の2019年3月14日から『ポケットモンスター エメラルド』における同様の企画、「金ダツラ」に挑戦する企画をスタート。この企画は長期に渡り、平成から令和への改元を跨いで、2019年5月5日にようやくクリアした。その最終戦は同時接続数8万人近くまで盛り上がり、多くの人が戦いの行方を見守った。

ポケモンエメラルド・バトルファクトリー金ダツラを倒す男~令和~

 そして2020年11月1日から、舞台を『ポケットモンスター プラチナ』に移して、始まったのが、現在の「金ネジキ」だ。すでに、加藤純一は『ハートゴールド』にて「金ネジキ」をクリアしているが、今回新たに始めた理由について、元々「金ネジキ」が実装されたのは『プラチナ』が最初だったが、当時難しすぎてクリアできない人が続出し、その後の『ハートゴールド』で少し難易度が調整された上で実装されたという経緯があることを初回の配信にて説明。その上で、今回が「真の金ネジキ」と語り、今回の挑戦がスタートした。

 しかしこの「金ネジキ」、挑戦が始まってから半年以上が経過した2021年7月20日現在も、いまだクリアに至っていない。約8カ月の間に残された配信アーカイブはなんと33本。そのほとんどが2時間を超え、中には10時間を超える長時間配信も残されている。

 これまでの挑戦と比べ物にならないほどの難易度に、何度も挫かれ続けている加藤純一だが、人々を惹きつけ続けるのは、その“不屈の精神力”にほかならないだろう。

 勝ち抜き戦という都合上、負けた瞬間に連勝記録がリセットされ、新しくやり直す羽目になるこの鬼畜のような企画において、加藤純一は、とにかく諦めず挑戦を続けている(負けて配信をぶつ切りし終えることもあるが)。回を重ねるごとにプレイの精度も上がっており、最近では、安定して30連勝を超える回もふえてきている。いよいよ難関突破の兆しが感じられる「金ネジキ」配信。これを機に少し覗いてみるのはいかがだろうか。

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