水溜りボンドが語る“コントロール不能なメディア”への挑戦 「オールナイトニッポンでコンビの幅が広がった」

水溜りボンドが語る『ANN』で得られたもの

「“水溜りボンドはこう”というイメージがゼロになった」(トミー)

――昨年から今年にかけて、コンビとしての「水溜りボンド」がまた違うフェーズに進んでいる、という感覚があります。

トミー:そうですね。大学生でコンビを組んだときに思い描いたことは、ほとんど全部やったと思うんです。ただ、やりたいことをずっとやれたらいいよね、というのも最初に考えたことで、それを高いレベルで「続ける」ということが大事なのかなと。YouTubeの状況もどんどん変わっていて、多くのクリエイターが「やりたいこと」にあらためて向き合うなかで、いまの活動がこの頻度/水準でできているのは、幸せなことだなと思います。

カンタ:YouTuberは世の中の影響をすごく受けますし、コロナの影響で芸能人の方のチャンネル開設が相次いだり、TikTokなどのプラットフォームも含めて新しい動画クリエイターもどんどん出てくるなかで、自分たちはどうしていくのか、ということを考えなければいけないタイミングだと思うんです。そのなかで、ラジオも含めて2020年に経験したことが生きてきているんじゃないかなって。外のメディアの強みも、自分たちの想像通りにならないこともわかって、だからこそYouTuberとして、水溜りボンドとしてできることをしっかり考えて動けているという気がします。

トミー:その意味で、ラジオで本当の「一年生」からスタートできたのはよかったですね。YouTubeで「水溜りボンドってこうだよね」というイメージが固まっていたのが、一回ゼロになって、どんな活動もフレッシュな気持ちでできているというか。


――放送枠が変わり、月に一度だからこそできる企画もあるのかなと思います。これから『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』をどんな番組にしていきたいですか。

トミー:1年間ラジオのパーソナリティを続けてきて思ったのは、ナインティナインさんもそうですし、オードリーさん、三四郎さんもそうですし、芸人さんは本当に信頼感がすごいなと。ただ、僕らは憧れでその上をなぞるのではなくて、まだまだ不安定でハラハラさせるところも含めて、自分たちらしいラジオをのびのびとできたらいいなと思っています。突飛なことをしたいわけではないんですけど、「大丈夫?」と思われている二人だからこそ、できることがあるんじゃないかなって。

カンタ:春からの新番組もいろいろと聴いているのですが、それぞれ個性がきちんと出ていて、ラジオって決まりごとがありそうで実はないのかな、と思ったりもするんです。フワちゃんなんて、収録する机の上で逆立ちしていましたからね(笑)。逸脱しすぎないところも僕らのよさかもしれないけれど、何をやってもいいんだから、『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』にしかない楽しさを作っていきたいです。


――普段から番組を聴いている“リスナーアミーゴ”も、そうでないファンも、両方が楽しめる本になっていると思います。最後に、どんな風に読んでもらいたいですか?

トミー:いつも聴いてくれている人は絶対に楽しめるし、そうでない人も、僕らがどんな雰囲気で、どんな覚悟でラジオをやっているのか、ということがきちんと伝わると思います。あと、僕がこれだけいじられることになった経緯を最初から紐解いてもらえると楽しいのかなと。

――愛のあるいじりで、番組を面白くするスパイスなんだ、ということがきちんとわかりますね。カンタさんはどうですか?

カンタ:ラジオって、途中から聴くとノリがわからなくて疎外感を覚えてしまうこともあると思うんです。それまでの文脈を知らないとわからないところもあるだろうし、知らないコーナーについていけないかもしれない。でも、この本は本当に内容が濃いし、この一冊だけ持っていればいつでもラジオに入ってくることができるというか。ぜひ読んで、ラジオを聴いてください!

書籍情報

『水溜り本 水溜りボンドのオールナイトニッポン0深夜のアミーゴ』
著者:水溜りボンド
判型:A4変判
定価:1320円(本体1200円+税)

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594616861

いわずと知れた人気動画クリエイター、水溜りボンドのレギュラーラジオ番組「オールナイトニッポン0(ZERO)」の1年メモリアルBOOKが爆誕することになった。

毎週木曜日深夜3時にラジオブースにあつまるふたりは、いつもの水溜りボンドとはちょっと様子が違っているかもしれない。

動画クリエイター初のオールナイトニッポンパーソナリティとしてのチャレンジ、いつも以上に自由にのびのびとしながらも、ひりひりとそこにある緊張感。
そんなふたりの深夜の溜まり場で、1年間成長しながら本気でふざけてきた、“あたらしい水溜りボンド”の姿が本書の中には収められている。

2015年に大学生でコンビを組んで、はじめて動画を投稿した当時のことから、今真っ只中の水溜りボンドのことまでをたっぷりと感じられる完全保存版の1冊。

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