犬のしつけに悩んでいる方は必見! 犬をしつけたくなるNetflixドキュメンタリーに注目

犬のしつけに悩んでいる方は必見! 犬をしつけたくなるNetflixドキュメンタリーに注目

 コロナ禍でおうち時間が増え、犬を迎える人が世界的に増えたそうです。無償の愛を与える相手がいると心が落ち着きますし、癒し効果も抜群なので、理解もできますよね。

 しかし、ただ単に可愛いから、犬と触れ合う時間ができたから、癒しが欲しいからといった安易な理由で犬を迎えたために、持て余してしまっている人も多いのだとか。

 それもそのはず。犬は身近な動物ですが、しつけは決して簡単ではありません。散歩して餌を与えるのは最低限の世話をしているだけで、しつけはお互いにストレスなく過ごすためのマナーを教えるためのもの。お手やおかわりは芸であって、犬をコントロールするためのお座りや伏せ、待てとは意味が違います。

 そして、こういったしつけをマスターするためには、飼い主が根本的に考えを変える必要がありますが、そのHOW TOはあまりにも知られていません。だから、本当は人間側に課題があるのにもかかわらず、問題がある犬だからと保健所に連れてこられる犬は後を経ちませんし、世界中で毎日数え切れないほどの犬が殺処分をされています。

 そんな状況に一石を投じるためか、Netflixがオリジナルシリーズ『CALI K9:どんな犬でもしつけます』を配信しています。犬のしつけがうまくいかなくて悩んでいる人は必見ですよ!

犬と人間の豊な関係をコーディネートする

 『CALI K9:どんな犬でもしつけます』は1話30分の6話構成で、さまざまな問題を抱える犬と飼い主を、CALI K9の経営者でありドッグトレーナーのジャス・レバレット氏が助けるというストーリーになっています。

 レバレット氏のトレーニング方法は、犬の本能と習性を理解し、それを利用するというもの。恐怖から吠えたり威嚇することが止まらない犬に対しては、堂々とした態度でのぞみ、まったく言うことを聞かない犬には、ご褒美をちらつかせて焦らし、行動をコントロールします。

 どの飼い主にも、「犬は群れで行動する動物である。犬をしつけけるためには、飼い主が犬にとってのリーダーにならなければならない」と話し、飼い主の行動と意識改善にも働きかけます。まさに犬と人間の関係のトータル・コーディネートなんです。

 では、どんな飼い主と犬が出てくるのか軽く紹介しましょう。

飼い主とマウンティング合戦してしまう犬

 犬のいる生活に憧れるも、犬の飼い方を知らず、当てずっぽうにしつけをした結果、ジャーマンシェパードとシベリアンハスキーのミックス犬・ディーゼルは、人間の指示をまったくききません。

 飼い主の男性は厳しい言葉で犬を叱責することで行動をただそうとしますが、ディーゼルは飼い主の存在すら認識していない状態です。その態度に、「自分の尊厳を踏み躙っている」と腹を立てる飼い主。家庭内で犬と飼い主のマウンティング合戦が繰り広げられ、犬のことで夫婦関係まで悪化していました。

早くに母犬と引き離され社会性を学ばなかった犬

 子犬は生まれてから3ヶ月ほどかけて、母犬と兄弟から社会性を学びます。しかし、ピットブルのブルーはたったの2週間で母親から離れ、人間に育てられました。

 そのため、善悪の区別がつきません。飼い主はブルーを持て余し、手放そうと考えていました。

擬人化された犬

 家族間の役割分担が曖昧ゆえに、犬が自分を犬だと認識できておらず、誰の言うことを聞けばいいのかすら理解できていないのは、トイプードルのヘブン。

 飼い主はヘブンにブーツを履かせ、うんちの後はお尻拭きで綺麗に拭きます。挙げ句の果てに、犬用ベビーカーにのせてのお散歩。ヘブンは息子のエモーショナル・サポート・ドッグであるにもかかわらず、世話のほとんどを母親が担っています。状況を改善しようとジェスが努力しても、やる気になっている息子の足を母親が引っ張る始末。家庭内でしつけの方向性が定まらないと、犬はもちろん家族も不幸になるというケースです。

「かわいそう」だけで保護するシェルターの現実

 シリーズのラストを飾ったのは、崩壊の危機にあるシェルター(行政機関で殺処分されるはずだった犬たちの里親募集活動を行う非営利団体)です。

 命を大切に思うあまり、行き場のなくなった犬を引き受けるものの、ストレスフルな環境に置かれるために問題行動に走る犬が増え、里親が見つかりづらい状況に陥ってしまう、シェルターあるあるの問題が紹介されます。

 預かった犬たちをどうすれば引き取ってもらいやすくするのか……。シェルターがもっとも苦しみ悩む問題に切り込みます。

問題の本質を見抜き、どんな犬も最高の相棒に

 ジャス・レバレット氏のトレーニングは、基本的にはどれも同じです。犬の本能を刺激して指示を聞く体勢を取らせ、犬を犬らしくする。その上で、飼い主を犬のリーダーに成長させる。とにかく、飼い主と犬の主従関係を明確にして、小さな群れを作ることにフォーカスしていきます。そして、ここに犬種が持つ性質や問題の本質を落とし込むことで、タイトルにもある「どんな犬でもしつける」を可能にしているのです。

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