TikTok LIVE、インスタライブ、LINE LIVE……各社ライブ配信を機能比較してみた

各社ライブ配信を機能比較

 コロナ禍で様々なイベントがオンラインに移行するのに伴い、より注目度が高まった「LIVE配信」。「おうち時間」の増加によって自粛期間もファンと接点を持ち楽しませようと定期的に「LIVE配信」をする芸能人が増えたようにも見受けられる。また、この状況下でLIVE配信を始めてみたいと考えている読者もいるかもしれない。改めて各プラットフォームのLIVE配信機能について比較してみたい。

LINE LIVE

 国内でも屈指の普及率を誇る「LINE」アプリのライブ機能。LINEとLINE LIVEアカウント双方の友だちに通知が届くだけでなく、URLを共有した人だけが見られる限定配信も可能。「投げ銭機能」によって視聴者は配信者に有料の「応援アイテム」を送ることができ、視聴者と配信者の間で交流が生まれやすい。配信者には視聴者からの応援アイテムだけでなく、視聴者数やコメント・ハート数などに応じてLINEポイントが付与される。(還元率等の計算方法は非公表)自撮り動画だけでなく、用意した映像を流すことも可能なので、映画の完成披露試写会など会見イベントの生配信にもよく使用される。ライブ配信可能時間は最長1時間まで。

InstagramLIVE

 Instagramユーザーによる生配信をリアルタイム視聴できる通称“インスタライブ”。他のユーザーと2人(2画面)でコラボ配信できるのが大きな特徴で、有名人同士の意外な交友関係が見られたり、飛び入り参加もあり“LIVEならではの生っぽさ”が楽しい。また縦型自撮りでの配信が主で、視聴者にとっては距離の近さを感じやすいものの、「投げ銭機能」等は実装されておらず、現時点ではインスタライブによる収益化は成されていない。ライブ配信可能時間は最長1時間までで、配信終了後はアーカイブ動画をIGTVで視聴することができる。

YouTube LIVE

 月間利用者数が6500万人を突破した最大級動画投稿サイト「YouTube」(出典:https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2020-2/)のLIVE機能。日常的に長時間動画を視聴するユーザーが多いため、拡散力が高いのが特徴。URLを共有した人だけが見られる限定配信機能もあり、トークイベント・会見の生配信などにも用いられる。スーパーチャット、通称「スパチャ」という投げ銭システムがあり、2020年に最もスパチャを受けたのは日本のVTuberで、その総額が約1億6000万円だったと話題になっている。動画配信後に自動的にアーカイブ作成できるのも便利な点。配信可能時間は無制限だが、配信時間12時間を超える動画についてはアーカイブが作成できない。

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