東海オンエア発ユニット「リサイタルズ」が新曲で見せた“好きの結晶” K-POP風の名曲を徹底解説
東海オンエア発の音楽ユニット「リサイタルズ」が3月20日、2ndシングル『Dejavina (Japanese ver.)』をリリースした。
リサイタルズは、2019年11月15日に公開したデビュー曲『俺らリサイタルズ』のMVが1917万回視聴を超えるモンスターグループだ。本作も3月19日にYouTubeにて公開されたMVが、25日現在で350万回視聴を突破するなど、相変わらずの人気ぶりを見せつけている。
待望の2曲目となった同曲は『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の4・5月度エンディングテーマにも決定しており、地上波テレビでも耳にすることが増える。今後、さらに注目を集めていく予感しかしない。
……と、Webメディアが真剣にアーティストとして彼らを紹介する様子もまた、ひとつのエンタメとして視聴者を喜ばせているのが、東海オンエアのスゴいところ。
リサイタルズとは「好きの結晶」
本作で初めてリサイタルズを知った方のために改めて紹介をすると、リサイタルズとは人気YouTuber6人組グループの中でも特に目立ちたがりな、しばゆー、としみつ、てつやの3人が、それぞれエース、スター、カリスマとして結成したユニットだ。
“ダサくて本気“をモットーにしたリサイタルズの作品は、才能もコストもこれでもかと注がれた、具材全部盛りラーメンのような満足度と破壊力。ド直球なボケと大真面目な誠意が混在した、ある意味「発明」とも言えるエンターテインメントだ。
ユニット名は、『ドラえもん』のキャラクターであるジャイアンが、のび太たちを集めて行なっていた「リサイタル」に影響を受けていると思われる。リサイタルズという名前は「ジャイアンのように最高の自己満足を披露していく」という宣言とも取れる。その潔さが「好き」を仕事にするYouTuber魂の芯を食っていて、実に清々しいのだ。
「好き」に応えるプロの業に感激
前作「俺らリサイタルズ」でも、有名アーティストやアイドルたちに楽曲や振り付けを提供してきたプロの制作陣がバックアップしてきたところも大きな反響を呼んだ。「俺らリサイタルズ」は、振付稼業air:manを迎えて、どこかジャニーズアイドルへのリスペクトを彷彿とさせる仕上がりに。
トンチキを研ぎ澄ませた結果、唯一無二のカッコいいが生まれることを、SMAPファンのとしみつ、嵐ファンのてつやは知っている。そんな2人の「好き」が根底にあることを感じられた。
一方、今作「Dejavina」では、かねてより「BTSにハマっている」と公言してきた、しばゆーのK-POP愛がベースとなっていそうだ。作曲は、韓国出身の作曲家・B.EYES。これまで手掛けてきた作品にはKARAやSUPERNOVA、WINNERなど有名K-POPアイドルの名前も見つけることができる。
「Dejavina」のメイクやスタイリングにも、楽曲の持つK-POP要素が反映されているのは一目瞭然。スター(としみつ)はいつもより濃い目のメイクを、カリスマ(てつや)も普段ではなかなか見られないヘアスタイルを披露しているが、コメント欄では「エース(しばゆー)だけが私服」というリアクションも多々あるように、まったく違和感がないのだ。