北欧風オープンワールドサバイバル『Valheim』はなぜ、2021年最初のトレンドタイトルとなったのか

北欧風オープンワールドサバイバル『Valheim』はなぜ、2021年最初のトレンドタイトルとなったのか

その一方、荒削りなUI/UXは改善が待たれる

 その一方で、現時点の出来には残念な箇所もある。それがUI/UXの問題だ。『Valheim』においては、あまりにも小さすぎるゲーム内テキストが、すべてのプレイヤーを例外なく苦しめている。その有様は、なぜこの状態でリリースへと至ったのか、不思議に感じるほど。初めて目にしたプレイヤーは、疑問を通り越して笑ってしまうだろう。同タイトルのゲームセッティングには、UIのサイズを大きくする設定項目も存在するが、最大値の115%にしたとしても、スムーズに読むことは到底不可能である。

 このような箇所に代表される『Valheim』の残念さだが、ゲームそのものの面白さや、インディータイトルかつアーリーアクセスであること、などを考慮すれば、目を瞑れる程度の欠点かもしれない。長期的にはアップデートで解消されていくはずだ。

 200万ダウンロードを突破した2月15日には、全世界同時接続プレイヤー数で36万7443人という数字を叩き出した同タイトル。リリース以降は、常にSteamのランキング上位をキープし続けている。

 昨年に引き続き、インディータイトルがトレンドを牽引すると目されるなか、2021年最初のビッグヒットがここに誕生した。

■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro

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