手越祐也が“タブーなし”で切り拓くエンタメの新たな地平 業界の慣習に縛られない突破力の源泉とは?

 その後同年12月26日には、中田の相方・藤森慎吾ともコラボを実現した。ここでも、手越は「藤森さんがもし仮にテレビかYouTubeどっちかしか選べないとしたら?」と直球質問。藤森は「手越チャンネル、そんな鋭い質問する? エッジきかせすぎでしょ(笑)」と苦笑しつつ、「YouTubeだろうね」と明かした。その2日後にオリエンタルラジオの独立発表があったわけだが、この時、藤森が既に退所を検討していたかどうかは定かではない。

 このほか、「WinWinWiiin」で共演した宮迫とプライベートでも親交のある“金持ちYouTuber”ヒカルとゲームセンターを舞台に対決企画を実施したり、詐欺メイク動画で有名なYouTuber・まあたそや人気コンビのスカイピースとコラボしたり、さらには、実況配信プラットフォーム「OPENREC.tv」で、強烈なファンも多いがアンチも多い、ゲーム実況者・加藤純一と共演したりと、多彩な面々とタッグを組んでいる。

 手越にはいい意味での大雑把さがある。言い換えれば天真爛漫で、誰に対しても遠慮せずに、デリケートな質問もズケズケ聞ける。そして、YouTuberか芸能人か、前例があるかないかなど細かいことを気にしないからこその突破力がある。様々なしがらみがあるエンタメ業界において、忖度と無縁の手越がどんな革新的な活動を展開していくのか。今後も注目していきたい。

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