色鉛筆や岩塩を削ってギターを作る!? 超クリエイティブなDIY系YouTubeチャンネルに注目

色鉛筆や岩塩でギターを作る海外YouTuber

 新年早々、好奇心や創作意欲をかき立ててくれる、クリエイティブなYouTubeチャンネルを紹介したい。「バールズ アート」は、アメリカのDIY系チャンネル。投稿者がギターを製作する過程を動画にしてアップロードしている。

 ギターを自作するというだけでも十分すごいが、バールズ アートでは日用品などを使って個性的なギターを造っている。

 最初に見ていく動画は「1200本の色鉛筆でギターを造る」。

 ギターのボディの土台を造るために、2つに切断した色鉛筆を所狭しと並べていく。



 カーワックスを流し込んで24時間固め、ボディー用の土台を造った後は削って形成。


 滑らかな手さばきで電動やすりや電動のこぎりを使いこなしていく投稿者。カラフルな削りカスが辺りに散らばっていく。


 断面が荒い箇所には、接着剤を使い、手作業で新たな色鉛筆を貼り付けて補強するなど、細部にまでこだわる。




 その後ボディをコーティング。エレキギター内部の部品を構築していき、ボディーとネックを組み合わせて色鉛筆ギターは完成。みっちりと詰まった色鉛筆の断片が唯一無二の模様を生み出している。また、側面のぐにゃりと伸びたような模様も、まじまじと見つめたくなる魅力がある。

 このように、バールズ アートはユニークな素材を使用したギターをコンスタントに製作している。


 例えばこちらは塩を使って造られたギター。塩の素材感を生かし、大理石のようになめらかで、上品なギターが生み出された。投稿者は、完成後の解説で「硬い塩の塊は、非常に脆くすぐに砕けてしまう」(意訳)と語る。演奏するだけでも気を遣って取り扱わなくてはいけないそう。

 ボディにブリッジなどを埋め込む際には、非常に繊細なスキルが必要とされるだろう。バールズ アートのギターには、発想力だけではなく、確かな技術力を感じられる。

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