Teslaが月1万円で完全自動運転のサブスクリプション開始、新興EVも猛追
コロナ禍と地球温暖化でEV市場は活況
Teslaの成功でEVスタートアップは活気に満ちていると『The Verge』は報じている(参考:https://www.theverge.com/2020/12/23/22194330/ev-startups-tesla-success-2020-electric-vehicles-spac-public)。
Faraday FutureやBytonが苦戦の一方で、CanooやXPengはうまく行っているという。Canooは元BMWの重役が、米国カリフォルニア州に設立したEVスタートアップだ。中国のAlibaba Groupが支援するEVスタートアップXPengは、資金調達の数カ月後にはヨーロッパで販売を開始。すぐにTeslaキラーになることはないだろうが、成功している。
また、中国のLi AutoやTencentが支援するNio、米国のLordstown Motors、Fisker Inc.、Nikolaといった企業も台頭しているという。今は聞き慣れないブランド名だが、この中に次なるTeslaが含まれているかもしれない。
コロナ禍で世界的に不況だが、公共交通は3密で感染のリスクが高まる。そこで環境にも優しいEVは活況だ。地球温暖化を阻止するためにも、EVへの移行は今後も続くだろう。
そう遠くない将来、車と言ったら、それはEVのことを意味するに違いない。そして、車をまるでNetflixやApple TV+のようにサブスクして、車内では運転せずに風景を眺めたりコンテンツを視聴したりして過ごすようになるだろう。
(画像=Pixabayより)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。