ジャニーズJr.チャンネル「運動能力テスト」に見た各グループの個性 デビューに向けて“それぞれの道”を行く若きスターたち
YouTubeのジャニーズJr.チャンネルが、特別企画『全グループ対抗!【運動能力テスト】』を実施。少年忍者、Travis Japan、7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsの5グループが、9種目(握力、立位体前屈、反復横跳び、閉眼片足立ち、息止め、立ち幅跳び、10m走、野球球速、12F階段走)の運動能力テストに挑み、平均値を出して競い合うという企画だ。
気になるのは、優勝グループへのご褒美。過去にグループ横断企画として脱出ゲームをしたときには焼肉が賞品だった。今回もそうした美味しい何かだと思っていたメンバーに、「MVが撮影できる権利」という想像を超えた内容が告げられる。
日々デビューを目指している彼らにとってMV撮影というのは、特別な響きを持つ。2018年11月にSixTONESが「JAPONICA STYLE」のMVを公開したことをきっかけに注目を集め、デビューまでの階段を駆け上がっていったことも記憶に新しい。つまりジャニーズJr.チャンネルでのMV撮影は、夢を叶えるための大きなチャンスとも言える。
そんな豪華ご褒美に、各グループのリアクションにも個性がにじみ出る。5グループの中でもっともフレッシュなグループである少年忍者は、歓声を上げて狂喜乱舞。がむしゃらに走り抜ける彼ららしい反応だ。
一方、キャリアを重ねてきたTravis Japanは全員が絶句し、「こんなので決めていいんですか」とリーダーの宮近海斗も動揺を隠しきれない。それだけTravis Japanが日ごろからMVやデビューに対して真剣に捉えているからにほかならない。
さらに、7 MEN 侍は「えーーー!」と息の合った驚きの声を上げると、「ガチでやるよ、これ」「マジ先輩後輩関係ねぇから!」と気合十分。普段クールな素振りな今野大輝が、率先して手を差し出して円陣を組むというエモーショナルな瞬間まで飛び出す。
続く、美 少年は岩崎大昇が手を叩いて喜びを素直に表しながらも、那須雄登が「ちょっとそういうの早く言ってくれないと!」と絶叫をすると、藤井直樹も「強化合宿に出かけてきます」とボケをかましながらもガチな表情を見せる。
そしてHiHi Jetsはというと、Travis Japanと同様に「“よっしゃ、やろうぜ!“ってなれない。緊張しちゃって」「もちろんMVは撮りたいんだけど……」と、豪華すぎる賞品に若干引き気味の様子だ。戸惑うメンバーに猪狩蒼弥が「ちょと1回それ(ご褒美)忘れない?」と提案をして、無欲で挑むことになった。
リアクションの差が生まれるのも、各グループが歩んできた時間とそれぞれの想いがあればこそ。「MVは実力が認められる形で作りたい」と思う謙虚さも、「どんなチャンスでも掴んでいこう」という貪欲さも、どちらも間違っていない。デビューに向けて、どんな道を選んでいくのかを見届けるのも、ジャニーズJr.を応援する醍醐味の1つだ。