『水溜りボンドのANN0』第37回おさらい スペシャルゲスト・ヤバイTシャツ屋さんとの不思議な関係が明らかに

 人気YouTuberコンビ・水溜りボンド(カンタ、トミー)がMCを務める『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』第37回目が12月17日放送された。ANN史上初のYouTuberレギュラーパーソナリティーとして注目を集めているラジオ番組の年内最後の放送を振り返り、今後に向けたポイントをお伝えしたい。

ゲストにヤバイTシャツ屋さんが登場!

 4月の放送開始から、8ヶ月を全力で駆け抜けてきた水溜りボンド。今回が年内最後の放送となり、スペシャルゲストとして人気バンド・ヤバイTシャツ屋さんの3人がスタジオに登場した。今年8月、水溜りボンドの6年にわたる“毎日投稿”を終了するとの発表と共に投稿されたMV『ハッピー毎日投稿終了前ソング』の共作者であり、その元となった原曲『ハッピーウェディング前ソング』でおなじみのバンド、通称“ヤバT”は、今年の水溜りボンドを語る上で欠かせない存在となっている。4年前のメジャーデビュー直後には『オールナイトニッポンR』も担当していた3人が、満を持してスタジオ入り。投稿2週間で900万再生を突破した『ハッピー毎日投稿終了前ソング』のMV秘話も語られた。

 そのバンド名から、未だにアパレル関係と間違われ、音楽フェスでは物販コーナーに通されるという鉄板ネタ付きで「Tシャツ屋さんちゃいますよー! バンドですよー!」と賑やかに登場した、ボーカル・ギターのこやまたくや、ボーカル・ベースのしばたありぼぼ、ドラムのもりもりもとの3人。もともとは音楽好きのカンタとこやまが、共通の知人である映像作家・YPを通して、年越しのカウントダウンフェスで知り合ったという4年来の仲。カンタの家にも何度か訪れたことがあると言うが、その際には心を許しているがゆえに会話はあまりなく、「実はそんなに喋ったことがない」という不思議な関係を明かしていた。

 ヤバイTシャツ屋さんは、同じ大学の音楽サークルで3人が出会い、結成。こやまの年齢が1つ上であり、「文化祭でバンドをやりたかったけど、友達がいなかったから、言う事を聞いてくれそうな後輩の二人とバンドを組んだ」(こやま)。当時、変わったキャラクターでサークル内では浮いていたというこやまに「圧をかけられて」バンドが始まったという、ファンにはお馴染みのユニークな話が語られた。

深夜3時のテンションで作ったCM集

 さて、こやまは映像学科出身ということもあり、“寿司くん”名義で、9年前という早い段階からYouTubeに自作MVを投稿している。9年前といえば、まだ「YouTuber」という言葉も一般的ではなく、YouTubeよりニコニコ動画などの他動画サイトの方がメジャーだった頃だ。それに対して「早過ぎた」と語るこやまだが、「とにかく自分の作ったものをどこかで発信したいという一心で、場所はどこでも良かった」とも。実は、活動6年の水溜りボンドよりもYouTube歴は早く、先輩であったことが判明したのだった。

「ハッピー毎日投稿終了前ソング」制作秘話

【MV】ハッピー毎日投稿終了前ソング【4K】

 前述のように、今年8月、水溜りボンドが代名詞にもなっていた“毎日投稿”の終了を発表する際、それをエンタメとして昇華するべく「ハッピー毎日投稿終了前ソング」を投稿。すでにYouTube上でバズっていたヤバTの「ハッピーウェディング前ソング」に、毎日投稿終了を“替え歌”として載せ、本家のヤバTに作詞・作曲・歌唱・出演までをお願いするという贅沢な内容となった。

 加えてMVには、HIKAKINやはじめしゃちょー、フィッシャーズ(シルクロード )に東海オンエア、アバンティーズ、同じコンビYouTuberとしてコラボを重ねてきたおるたな Channel&スカイピース、ヴァンゆんにパパラピーズ 、すしらーめん《りく》と、トップYouTuberが勢揃い。投稿後早々に1000万再生を突破し、34万の「いいね」が付くという、二人の門出を祝う華々しい作品となった。

 それ以前にも、YouTube上では本家楽曲である「ハッピーウェディング前ソング」の“踊ってみた”動画のムーブメントが起こっていたのだが、それでも直接的にYouTuberと絡もうとしなかったこやまが、初めてYouTuberとタッグを組んだことも大きかった。

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