『JCJK流行語大賞2020』から読み解く“ティーンが求めるアプリ” キーワードは「新たな発信経路」

『JCJK流行語大賞2020』から読み解く“ティーンが求めるアプリ” キーワードは「新たな発信経路」

 12月1日、『2020 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が発表された。 同大賞のほかにも、この時期には派生した様々な流行語大賞が発表されている、今回はティーン視点の2020年7月から11月までのトレンドがまとめられている『JC・JK流行語大賞』から、「アプリ」部門に着目。ティーンのニーズがどこにあるのか。どんなアプリが熱狂を生んだのか。ランクインした各アプリの特徴や活用例から紐解いていく。

■JCJK流行語大賞2020とは

 JCJK流行語大賞2020は株式会社AMFから発表された2020年7月から11月までのトレンドをまとめたもので、2020年の流行語大賞は「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分かれている。

 流行語大賞はJCJK調査隊のメンバーが選考委員となり、選考が行われた。流行に敏感でトレンドのリサーチが得意な女子中高生の選考ということもあり、ティーンには納得の結果になっているのではないだろうか。

■ランクインしたアプリ5つの特徴と活用例

JCJK流行語大賞2020にランクインしたアプリは以下の5つだ。

1.Widgetsmith(ウィジェットスミス)
2.Reels(リール)
3.Dazz-フィルムカメラ
4.Zoom
5.Tokyo Disney Resortアプリ

それぞれの特徴とティーンの活用例について解説していく。

1位 Widgetsmith(ウィジェットスミス)

 スマートフォンのホーム画面を自分好みにカスタマイズ可能にするアプリで、カレンダーや時計、写真のウィジェットをホーム画面へ好きに配置できるのが魅力だ。JCJK流行語大賞2020のモノ部門4位に「ホーム画面アレンジ」がランクインするほど、この分野は盛り上がっている。

 ティーンの間では自分の好きなキャラクターや、推しのアイドルなどの写真を入れ込んだアレンジが多く見受けられる。

 また、フリーアイコンを活用した個性光るおしゃれなホーム画面にアレンジも人気で、TwitterやInstagramではWidgetsmith向けにフリーアイコンを提供しているユーザーもいる。

 多くのティーンは作り上げたホーム画面をSNSにアップしている。気になる人はハッシュタグで検索してみると良いだろう。

2位 リール(※Instagram)


 リールは8月にInstagramが発表した新機能「Reels」のことで、TikTokと同じように15秒〜30秒の短い尺の動画を作成・共有ができる。

 なぜTikTokそのものではなく、Reelsの方がJCJKにウケたのか? それは容易に動画作成でき、共有しやすいことにある。

 ReelsではInstagramのなかで動画に音楽をつけられる。また、カメラの切り替えも簡単なため、動画を作るときの手間が省け扱いやすい。

 共有しようと思うと、Instagramの方がユーザーが多く友だちに見てもらいやすいし、自分のInstagramのアカウントを、他のユーザーに見てもらう機会も増える。

 そのため、TikTokよりもReelsがトレンドのアプリとして注目されたのだ。

 実際にInstagramでリールを見てみると、なるほどティーンの投稿が豊富にある。

 ダンスやギャグ、ファッション、メイクなどジャンルは様々だ。もともとInstagramを利用していたJCJKにとって、Reelsは待ち望んでいた機能だったのかもしれない。

3位 Dazzカメラ

 Dazzカメラと呼ばれるフィルムカメラ風に撮影できるカメラアプリ。エモい写真が撮れると話題になりJCJKの間で流行した。

 Dazzカメラは80年代のレトロフィルムカメラに触発されたアプリだ。なつかしい色合いの写真、チェキ風の写真など、レトロ好きに刺さる写真に仕上げられる。

 SNOWやSnapchatのようなキラキラで可愛い感じではなく、おしゃれさと個性を醸し出せるのだ。

 DazzカメラがJCJKに刺さったのは、写真だけでなく動画も撮れるから。SNSでは撮影したお気に入りの動画をアップしているティーンもいる。

 実際に愛猫を撮影してみた。

 選んだカメラによって、最初からフレームのついた状態で写真が撮影できるし、たしかにエモくて可愛い。専門的な知識がなくとも、一瞬で可愛い写真が撮れてしまうのも魅力のひとつだろう。

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