ガキ使、めちゃイケ、エンタの神様……YouTubeで伝説的番組の“裏話”続々 テレビの面白さを補完する芸人チャンネル
高須光聖氏が明かす、『ガキの使い』の裏側
YouTuber・カジサックこと、キングコングの梶原雄太の公式チャンネルにはこれまで、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の総合演出を務める加地倫三氏、『ゴッドタン』(テレビ東京系)を手掛ける佐久間宣行プロデューサー、『はねるのトびら』の演出家だった近藤真広プロデューサーなど、人気テレビ番組を作り上げた“裏方のスター”が多数登場してきた。
11月3日に公開された「【超神回】放送作家 高須さんが語るダウンタウンさんの凄さとは…」と題した動画には、ダウンタウンの幼馴染で、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)などの構成を担当する放送作家・高須光聖氏が出演。
高須氏は松本人志について「天才やとよく言われるけど、こんなことがあって……」として、ある『ガキの使い』の収録後、ロケバスの中で繰り広げられた出来事を回想した。
高須氏によると、その収録であまり活躍できなかった月亭方正がココリコと楽し気にしゃべっていたところ、松本が「お前、何も考えへんのか? この状況で。俺でも帰り3つぐらいは『何か出来たんちゃうか』って思うで。それがないとアカンで」と苦言を呈したという。
「聞いてんねんけど、すんごい空気になってる。あんだけはしゃいでたのに(笑)。もっと言うと、山ちゃん(方正)はそれを探られたくないからはしゃいだのかもしれへん」と高須氏。そして、「そんな瞬間を見ると、『芸人ってすごいな』『松本も3つぐらい考えんねんな』と思った」と語っていた。
テレビでは“裏方”が前面に出る時代ではなくなったが、人気番組の裏側にはそれだけ強烈な個性を持った制作陣がいる。番組出演者はもちろん、そんな人々も自由に語り、ファンに裏話を届けられるYouTubeは、テレビの面白さを補完する機能も果たしているのかもしれない。