LGの3万円スマホにVerizonの5千円スマホ……市場の価格競争が激化

スマホ市場の価格競争が激化

 LGが、低価格5Gスマートフォン『K92』を発表した。安価ながら堅実なスペックが魅力的だ。またVerizonが50ドルの格安スマートフォンを発表するなど、市場の価格競争が激化している。

5Gスマートフォンが3万円代! ただしSub6対応のみ

 今や主流になりつつある5Gだが、高価格帯を維持しているデバイスも多い。しかし今回発表された『K92』は、359ドル(約38,000円)とお手頃価格。米AT&TとUS Cellularから販売される。

 安価な5Gスマートフォンの実現は、Qualcomm(クアルコム)によるところが大きいという。今年の夏、価格を抑えた「Snapdragon 690 5G」チップが発表され、徐々に各デバイスへと浸透してきている。ただし、『K92』はSub6ネットワークにのみ対応しており、5Gの中でも最速のmmWave(ミリ波)には対応していない。現段階では、ミリ波への対応は高価格帯商品の特権となっている。

 『K92』は、6GBのRAMと128GBの内部ストレージを備えており、1,600万画素のフロントカメラは、パンチホールで6.7インチのFullVisionディスプレイの上部に配置されている。microSDカードを挿入することができるため、最大2TBまでストレージを増加させることが可能だ。

 ほかにもLGの3Dサウンドエンジンによるステレオスピーカーや、側面に取り付けられた指紋認証センサー、4,000mAhのバッテリーを搭載しており、低価格ながら堅実なスペックを備えていると言えるだろう。11月6日にAT&Tから、11月19日にUSCellularから販売される予定だ。

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