Facebook、ウェブとAndroid向けに無料クラウドゲームサービスをリリース ゲーム型広告も導入

Facebookがクラウドゲーム進出

基幹ビジネスを補完するサービス

 あえて制限事項を強調したFacebook新クラウドゲームサービスのリリースに対して、海外メディアは冷静に反応している。アメリカ大手メディアCNBCは、同サービスによってFacebookユーザの滞在時間が増え、ゲーム広告による広告収入の増加も期待できると評している

 テック系メディア『The Verge』は、月額料金を設定していないことから同サービスの目的は「Facebookを維持すること」だと述べている。また、現在Facebook Gamingで提供しているゲーム実況配信サービスとクラウドゲームサービスが統合される可能性も指摘している。

 テック系メディア『Ars Technica』は、Facebookがクラウドゲームサービスに関して「物事をゆっくり進めており」、テクノロジーが現在サポート可能なことについて「先んじていない」姿勢を見るのは良いことだ、と好意的だ

 以上のようにFacebookのクラウドゲームサービスは鳴り物入りで登場したわけではないが、極めて現実的なサービス体制となっている。そんな同サービスが華やかに登場したStadiaやLunaとどのように競争していくのか、今後の動向に注目しよう。

トップ画像出典:Facebook Gamingブログ記事「Cloud Gaming, Meet Facebook Gaming」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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