『今日好き 秋月編』1話&2話ーー序盤からイチャイチャ、嫉妬、呼び出しと怒涛の展開に

『今日好き 秋月編』1話&2話レビュー

 男子4名、女子5名でスタートした『秋月編』の旅。前回の『金木犀編』から引き続き、赤羽流河(りゅうが)と西綾乃(あやの)の2名が新たな旅に参加しているが、継続メンバーはやはり強し。第一印象で気になった相手の一人として、あやのを除く女子全員がりゅうが、男子全員があやのの名前を挙げているのだ。特にりゅうがは前回の旅で見せた一途さで女子陣の心を掴み、まだ旅に参加するかも明かされていない段階で、出発前の教室で待つ彼女たちを大いに盛り上げる。まさに“りゅうがフィーバー”な状態だった。

 いよいよ『秋月編』の旅がスタートすると、まずはビーチでフリータイムに。ここではある“きっかけ”を迎えるまでは、全員がお互いの第一印象の相手を探り合うといった穏やかな空気が流れていたのだが、だんだんとこの2泊3日でキーパーソンになりそうな人物が3名ほどわかってきた。話の流れを追いつつ順に説明していこう。

 まずはもちろん、りゅうが。フリータイムが始まるやいなや、中村美月(みづき)→朝丘さくら(さくら)→神谷侑理愛(ゆりあ)と、代わる代わる写真撮影を頼まれる。まるで、りゅうがのファンミーティングを見ているかのような光景だ。なお、彼が第一印象で気になった相手は、ゆりあとあやのとのこと。

 続いて、男子からの支持率100%のあやの。エクステを付けて一気にロング美人となった彼女だが、第一印象で気になった相手については「まだわからないかな?」と一言。あくまでも相手の性格にこだわり、男子全員と話してから徐々に絞っていきたいとのことだ。そんな彼女はりゅうがと同じく、『金木犀編』での“追う側”から“追われる側”へとなっただけに、様々な異性の間で揺れ動くなど、彼らを中心とした波乱の展開が巻き起こりそうだ。出発前には、りゅうがの人気について「とんでもないことになりますね」と笑っていたが、彼女自身もまた“とんでもない”可能性を抱えた存在といえる。

 最後に、天然ボケなキャラで、すでに旅のムードメーカーとなっている益田愛里沙(ありさ)。出発前に、旅に参加しそうな男子の人数を「10人くらい?」と素で推測したところにはじまり、椿善稀(よしき)が誇るあまりの肌の白さを見て、初対面ながらも「豆腐みたい」と謎な喩えをし、友人からは「バカとかアホとかよく言われる」と語り、最後には屋形船を“博多船”と言い間違えるなど、本当に最高の天然ぶりだ。

 

 そんな期待のホープに違いない彼女だが、自身を追いかける近藤拓海(たくみ)や松本和志(かずゆき)に対しては、腰かけたソファーから立ち上がる際、自然な素振りで男子から手を差し伸べてほしそうにするなど、意外にも恋の“テクニック”を使える人物なのかもしれない。それでいて、第一印象で気になったりゅうがを自分からツーショットに誘ったにも関わらず、「なんでこっち見るんですか?」と、照れ隠しに強くあたってしまうところがまたキュートすぎる。

 また、彼女はこの後、気になる相手と二人きりで屋形船に乗れる権利を懸けた、女子全員での風船早割り対決を制するのだが、その相手に指名したのはりゅうが……ではなく、まさかのかずゆき。その思考自体はまったく読めないながらも、彼女の行動に残りのメンバー全員が“自分も積極的に動かないと”と触発されるなど、まさに注目すべき人物といえる。

 そして、かずゆきとありさが去った後は、さっそく目まぐるしい攻防戦に突入。まずは、たくみがあやのを誘ってツーショットをしていると、途中でよしきが姿を現しメンバーチェンジ。「自分のキモチを先に伝えておきたいんだけど」「ずっと一途に想っているので」と、『金木犀編』の頃からあやのに惹かれていたと想いを打ち明ける。

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