『スマブラSP』新ファイター「スティーブ/アレックス」は上級者向け? キャラのトリッキーな特徴を解説
2020年10月1日、Nintendo Switch向けの対戦型アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)の新ファイター「スティーブ/アレックス」が発表された。一見するとアクションゲームとは親和性がなさそうな『マインクラフト』からの参戦ということもあり、驚いたユーザーも多いのではないだろうか。そこで、今回はこの風変わりな新ファイターの現在判明している操作方法について解説する。なお、本稿に記載している情報は開発中のものであり、リリースの際には仕様が変更となる可能性があることをあらかじめご了承いただきたい。
「採掘」や「クラフト」を交えたトリッキーな操作方法
『マインクラフト』はブロックで構成された世界で素材を集め、建物や道具を作ったり、サバイバル生活を送ったりすることができるサンドボックスゲームで、世界で最も売れたゲームとしても有名だ。その自由度の高さや建築の奥深さ、広大な世界を探索する冒険の要素などが人気を博し、未だにプレイし続けているユーザーも多い。
今回『スマブラSP』への参戦が発表された「スティーブ/アレックス」は、そんな原作のイメージをそのままアクションに落とし込んだような独特の操作方法となっている。とりわけ「採掘で手に入れた素材を使って武器をクラフトする」といった部分には開発者のこだわりを感じられる。
Aボタン攻撃の一部は「剣」「斧」「ツルハシ」を使用するが、これらの武器の一つひとつに原作さながらの耐久度があるのだ。そのため、同じ攻撃を続ければ武器は壊れてしまう。武器を再び使用可能にするためには、作業台でクラフトしなければならない。
作業台で武器を作るためには、「木材」「石」「鉄」などの素材が必要だ。これらの素材は、Bボタンで地面や壁を「採掘」すれば取得できる。素材が希少であるほど武器も強くなるため、「ダイヤモンド」などのレア素材を積極的に狙っていきたいところだ。また、一つの素材ですべての道具を同時に作れることは憶えておきたい。たとえば、ダイヤモンドを持っていれば、ダイヤモンドの「剣」「斧」「ツルハシ」が同時に手に入る。
さらに、ステージや地面の材質によって取得しやすい素材が異なるのも戦略に大きな影響を与えるだろう。たとえば、「惑星コーネリア」では鉄ばかり取得できるようになっている。ステージがキャラクターの性能に直接影響を与える事例は珍しい。
復帰阻止や牽制に向いたアクションも
「スティーブ/アレックス」は、復帰阻止や牽制に向いたキャラクターともいえる。自身の真下にブロックを生成する空中B技がその最たる例だろう。このブロックはステージの外側にも生成できるため、復帰しようとするキャラクターを妨害するように設置するといった戦略も採れる。ただし、ブロックを生成するためにも前述の素材が必要となるため、所有している素材の数には常に気を配っておきたい。
また、下必殺技の「TNT爆弾」は相手の牽制にうってつけの技だ。「TNT爆弾」は攻撃が当たると爆発するだけでなく、近くに重量感知板を置けば踏むだけで爆発する危険なギミックにもなる。もちろん、自分の手で爆発させることも可能だ。
さらに、横必殺技の「トロッコ」もトリッキーな仕様となっている。これは鉄製のトロッコでレールの上を走る攻撃技になっており、トロッコを生み出すためには鉄が、レールを生み出すためには雑素材が必要になる。攻撃に使えるだけでなく、相手をトロッコに巻き込んでそのまま場外まで運ぶといった使い方も可能だ。また、「金」と「レッドストーン」があればレール上に加速装置を設置することもできる。加速装置を使ったトロッコはスピードや威力が増すため、使いどころを見極めたい。