『スマブラSP』VRモードをやってみたら、脳と視界がぐにゃんぐにゃんになりました
任天堂は、本日5月31日に配信したVer.3.1の無料アップデートにて、Nintendo Switch専用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にVRモードを追加したことを発表した。
同モードは、『Nintendo Labo: VR Kit』付属のVRゴーグルを使って、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』をVR視点で楽しむことができるというもの。これまでも『スーパーマリオ オデッセイ』『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が追加されてきたが、またしても注目作がVR Kit対応となった。これを受け、編集部では実際に『Nintendo Labo: VR Kit』を使い、スマブラSPのVRモードを楽しんでみることにした。
ゲーム内のメニューにある「いろんなあそび」から「VR」を選ぶことで遊ぶことができ、コンピューター同士の乱闘の観戦や、1Pでのコンピューター対戦に対応。ローカル通信や、オンラインになどについては、いまのところ非対応となっているが、50程度のステージが、これまでと違った視点で楽しめる。
今回はより当事者感を味わうため、筆者は1Pでのコンピューター対戦を選択。いくつかのステージをプレイしてみたうえでの注目ポイントは下記の2つだ。
(1)細かい仕掛けや設定を見ることができる
これは各ステージに対していえることだが、ステージがここまで続いているのかと驚けたり、カメラの寄り引きで細かい背景・キャラの設定を見ることができる。また、キャラが動いている様子を背中越しとまではいかずとも、下から見上げる形で観戦したり、そのまま高難易度のバトルを楽しむなんてことも可能だ。楽しみ方も人それぞれで、たとえば「子犬のいるリビング」でひたすら子犬を眺めているのもいいだろう。
(2)とにかく視界がぐにゃんぐにゃんになる
(1)は比較的動きの少ないステージにいえることなのだが、その逆である、動きの多いステージに関しては、視界が常に移り変わるため、そのなかでVRゴーグルをつけて周りを見ようものなら、頭の中で処理が追いつかないほどの情報量となる。
可動式のステージで島全体を移動する「ウーフーアイランド」では、度々視点を動かすことで、その前に居た&これから移る場所や島全体の様子が見れたり、「レインボークルーズ」よりクルーズ気分を楽しむことができる。「汽車」「ビックブルー」「ポートタウン エアロダイブ」など、乗り物系のステージも速度がよりスピーディーに感じられて楽しい。
そして、なかでも筆者オススメのステージは「マリオサーキット」。変化が激しく上下左右とぐるぐる回るステージは、VR酔いに強い筆者でもなかなか目にくるものがあった。無理のない程度に休憩を挟んだり、観戦モードに切り替えたりしながら、ぜひ脳と視界を揺さぶられる体験をしてみては。
(文=編集部)