二人を震え上がらせた「俺だったら、UUUMを出る」発言

　10月からはtvkで地上波初冠番組も決定した二人は、淳に今聞きたいとして「淳さんが今、“水溜りボンド”だったら、どう戦っていきますか？」と質問。淳が彼らの所属事務所である「UUUMを出るね」と即答し、二人が震え上がるという今夜のハイライトがあった。「俺だったら、UUUMと業務提携でいいじゃんって思っちゃう。UUUMを出ることによって、自由度を上げて、お世話になったUUUMとは裏で繋がってればいいんだよ」と、現在淳が立ち上げた個人事務所に所属し、吉本興業とは専属エージェント契約を結んでいる相方の亮を例に挙げる。さらに勢いに乗り、「二人は財もあるから、もっと仕掛けられるじゃん」「TV番組持つのもいいけど、どっかの電波を買いに行くとか。それで、電波の権利を割り振ってる総務省と喧嘩すればいいじゃん！」と激しい意見を述べる淳に、リスナー側もクラクラしてきたが、「水溜りボンドのスゴイところは、柔らかい表情を持っているのに、根っこはめっちゃファイターな所じゃん！」という発言には、思わず二人も「めっちゃ分かってくれてる」と笑顔になっていた。

　しかし、すぐに「1部に上げてくれないんだったら、真裏で『オールナイトニッポン』作っちゃえばいいんだよ」「で、ニッポン放送の株買って、いつか恩返しすればいいじゃん」と減速する気配のない淳を、「いやいやいや！」と諫める二人だったが、淳はそれでも「『なんかやってくれるな』と思ってるから、俺は水溜りボンドから目が離せない」と語り、必ずしも冗談で言っている訳ではなく、二人ならそれくらいやれると期待し、その実力を高く買っていることが伝わってきた。

　現在芸歴27年。マスメディアでの人気に甘んじることなく、早い段階から実験的な活動を通じて、確実に“YouTube”に近いエンタメ発信を行い、“YouTuber”との距離を縮めてきたロンドンブーツ1号2号・田村淳。幼い頃からTVっ子として、エンタメを担う者にはいつだってリスペクトを忘れない水溜りボンド。双方の“クリエイター”としての熱い談義が交わされた特別な一夜だった。あたたかな笑いに包まれた放送に、リスナー側も特別な気持ちになったに違いない。「俺の水溜りボンドが『ANN0』で満足しないでよ」「ギャラとか要らないから、自分が必要だと思う企画にぜひ呼んでほしい」という淳の言葉通り、いつかまた互いを必要とする最高のタイミングで、コラボが実現することを楽しみに待ちたい。

■こたにな々
神戸出身・東京在住のフリーライター。音楽やアート、YouTuberのライブレポートやインタビューを執筆。詩人としても活動中。

＜これまでの振り返り＞
■第1回おさらい　バズを起こした初回放送の内容は？
■第2回おさらい　“ガチ勢”リスナーとのバトル！
■第3回おさらい　ナイナイ岡村との距離は縮まるか？
■第4回おさらい　輝き出したフリートーク
■第5回おさらい　リスナーにいじり倒されるトミー
■第6回おさらい　三四郎・相田に発見されたふたり
■第7回おさらい　なぜトミーは「大根」に？
■第8回おさらい　三四郎・相田との“プロレス”の行方は？
■第9回おさらい　敬愛するHIKAKINを語る
■第10回おさらい　三四郎・相田と“直接対決”へ！
■第11回おさらい　トミー＆しゅーじまんの“和解”が成立
■第12回おさらい　神木隆之介のYouTuberデビューに大興奮
■第13回おさらい　カンタが星野源に“謝罪”
■第14回おさらい　星野源とのコラボが実現不能に？
■第15回おさらい　カンタ、ジャニーズとの交流明かす
■第16回おさらい　カンタ“インスタ乗っ取られ”の真相
■第17回おさらい　大スター・あいみょん登場
■第18回おさらい　トミーの一番忙しい誕生日
■第19回おさらい  占いに懐疑的な二人が手のひらを返す
■第20回おさらい　Official髭男dism・藤原聡、登場！
■第21回おさらい　「ハッピー毎日投稿終了前ソング」制作秘話
■第22回おさらい　“地上波初冠番組”裏側にトミーの知られざる努力
■第23回おさらい　残暑の都市伝説＆ホラー回