『Tinder』が双方向型ドラマ『SWIPE NIGHT』日本版を公開 開発陣が語る“Z世代への届け方”

『Tinder』の双方向型ドラマ開発秘話

 インタラクティブドラマの『SWIPE NIGHT』での選択結果は、『Tinder』のアプリ内でプロフィールにまとめられ、同じ結果だったユーザー同士は優先的に表示されるようになるという。ドラマの選択をきっかけに会話が生まれたり、相手の価値観を理解することでマッチに繋がることを狙った取り組みだ。アメリカではこれらの施策はTwitterなど他のSNSでも話題になり、「どちらの選択肢を選んだか」についての議論がなされたという。日本で実施された際に、どこまで広がりを見せるのかに期待が高まる。

 『SWIPE NIGHT』は、1人1回のみ鑑賞可能。選択時間は7秒で、7秒以内に回答しないとデフォルトの回答で進んでしまうという。他者に聞かない限り、自分の選択以外のエピソードが観ることができないため、より会話が盛り上がることが予想される。動画コンテンツはアーカイブを残すことが主流となっている今、こうした“ライブ感”を重視した取り組みが日本でどういった効果をもたらすのか、非常に興味深い施策だ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

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