Travis Japan、サマパラで見せたこれまで以上の“頼もしさ” 7人それぞれの熱い夏を振り返る

「リーダーを、迎えにいくか!」

 気合いが入っているのと同時に、いつも元気なムードメーカーの松田が「7人だと遊ぶ余裕があるけど(ソロだと)休憩中もどうしようって考え込む」と話していたように、今回は1人で自分の表現と向き合う独特な緊張感が漂っていた「サマパラ2020」。松倉に至っては「リハーサルまで、緊張90、楽しさ30っていう……ちょっとよくわかんないパーセンテージ(笑)」と天然っぷりに磨きがかかっていた。

 そんなメンバーのことを、放っておけないと言わんばかりに、連日メンバーが激励に楽屋を訪れる。なかでも吉澤は連日顔を出し、中村の公演ではついにMCに飛び入り参加を果たす。味をしめたのか、松田の公演でもメイクを始めて、いつでも出演可能であることをアピールするなど、メンバーを励まし続けた。

 そんな吉澤の公演日には、七五三掛がヘアセットをしながら「ファンの人は、シズが楽しんでたら、きっと楽しいと思うよ。シズならできるよ」と勇気づける。その七五三掛の公演日には、カメラマンに扮した松倉が「今日もかわいい」と元気づける。そして、松倉の公演日には川島は「まじで良かった」と涙を流す……。今回のソロコンサートは、自分の成長をファンやメンバーに見せることはもちろん、改めてメンバー1人1人の不可欠さ、そして7人の絆を感じられるものとなったようだ。

 そしてトリを務めた、リーダー・宮近の公演日には、なんと全員が勢揃い。すると宮近は「この7人で人狼鬼ごっこします」(参照:https://www.youtube.com/watch?v=-elbiDpEx64)と冗談を飛ばす。緊張する素振りがないリーダーに「緊張しろよー」「なんで緊張しねーんだよー」と、じゃれつく一同。宮近からしたら、きっといつもどおりメンバーが近くにいるから、リラックスできていたのではないだろうか。

 〈君とまた時間を重ねてく 思い出が僕らを繋いでいる〉宮近がオリジナル曲「Together Now」を熱唱する中「リーダー、いねーけど!」と笑顔で円陣を組み、舞台袖にスタンバイする6人。「迎えに行くか」そう声をかけた中村に、メンバーはコクンと頷いた。1人1人が自信をつけ、より一層Travis Japanが頼もしく見えた2020年の夏。これからも、この7人で。見据えた目標へと走り抜けていく姿を見届けていきたい。

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