ボイトレ系YouTuber「しらスタ」がチャンネル登録者100万人突破 “おしら”が人気を広げ続ける理由とは?
ボイトレ系YouTuberのトップランナー「しらスタ」のチャンネル登録者が100万人を突破した。本稿では、ニッチと言っていいジャンルで、圧倒的な人気を誇る同チャンネルの魅力は一体どこにあるのか、解説していきたい。
チャンネルを運営するのは、「おしら」の愛称で親しまれる現役のボイストレーナー・白石涼氏。音楽活動を開始したのは大学時代で、慶應大学でアカペラグループを結成したのがきっかけだそうだ。そのグループは、『ハモネプ』にも出場歴がある実力派だった。大学卒業後は、パワーコーラスグループに所属したり、都内でボーカルトレーナーとして活動するなど、歌を仕事に。2019年2月にYouTubeチャンネルを開設している。
そう、「しらスタ」はなんと1年半足らずで、チャンネル登録100万人を達成してしまったのだ。今やはじめしゃちょーなどのトップYouTuberとのコラボも珍しくなくなり、引く手数多の人気者になっている。
しらスタの魅力はどんなところにあるだろうか。結論から言えば、「実力と親しみやすい人柄」を兼ね備えているところだろう。例えば、あいみょん「マリーゴールド」の歌い方解説動画を見れば、10分程度という短い時間で、フレーズごとに細かく本人の歌い方を分析し、一般人にもわかりやすいようにそのポイントを解説していることがわかる。ブログでの解説も合わせて読むと、確かにカラオケで差をつけることができそうだ。動画の高評価数も1万9,000と高くなっており、視聴者からの人気がうかがえる。
さらに、しらスタはその人柄でも視聴者を惹きつけている。YOASOBI「夜に駆ける」のTHE FIRST TAKEに対するリアクション動画では、その卓越した歌唱力の解説はもちろん、背景となる短編小説の解釈も含め、ときに笑いを交えて、楽曲の魅力を感情豊かに表現している。一度ハマると抜け出せなくなる、中毒性があるのだ。